インプロにヒントがあった!

 今日は「インプロ」について紹介していきたいと思います。コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 前回は、望(のぞみ)30minutesで実践した「未来電話」という企画を紹介しました。

  • 望(のぞみ)30minutes通信「未来電話」

  •  30分のSkype会議通話を利用して、10年後の設定で会話を楽しむという企画。

     事前の準備で参加者にお願いしたことは2つ。

    1.10年後の肩書きと近況報告を考えてきて下さい。

    2.誰かの妄想はすでに知っているものとして会話して下さい。


     さて、これだけでうまくいくんだろうか?という不安がありました。

     でも、実際にやってみると大成功。あっという間の30分でした。

     今回の体験には「インプロ」と共通のノウハウが必要であることがわかりました。

    フォトリーNo.284

    インプロゲーム―身体表現の即興ワークショップインプロゲーム―身体表現の即興ワークショップ
    (2002/09)
    絹川 友梨

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     今日のトライ宣言です。

  • Try333:インプロをワークショップに取り入れていこう。イエス・アンドでストーリーをエクステンド or アドバンスする。

  • インプロとは?


     インプロとはインプロヴィゼーション( improvisation )の略です。本書の文章を引用すると

    「既成概念にとらわれないで、その場の状況・相手にすばやく柔軟に反応し、今の瞬間を活き活きと生きながら、仲間と共通のストーリーをつくっていく能力のこと」

     となります。この文章を読むと、まさに「未来電話」の体験そのものだなって感じました。

  • インプロ・ガイドブック

  •  こちらのサイトにも紹介されているように、インプロは演劇のひとつでもあり、コミュニケーションスキルを高めるために、ビジネスのためのワークショップにも応用されています。

     インプロゲームには様々なバリエーションがありますが、基本ルールがあります。これを理解し、参加者が実践できれば難しいことはありません。

    基本ルール


     この3つのルールが共有できていれば、インプロはうまくいくはず。

    1.オファーする

     プレーヤー(参加者)間でやりとりされるすべてのアイデア・情報。それは言葉(セリフ)だったり、行動(ジェスチャー)だったりします。

     例えば今回の「未来電話」では、誰かの妄想だったり、それに対する返事だったり。

    2.イエス・アンド

     即興で会話を楽しむために重要なことがあります。それは相手のオファーを受け取ることです。受け取らないと話が止まってしまいます。そして話を先に進めるためには次のアイデア・情報が必要です。だから、

    「それはよかったね。実は僕も・・・。」

     このように相手のオファーを受け入れて、「そして・・・。」と後にストーリーを付け加えていきます。

    3.エンダウメント

     3つめはエンダウメント。信じるという意味です。架空の物語や設定でも瞬時に、そうであるかのようにふるまうこと。

     今回の例では、2021年7月6日であることをみんなで共有し、演出すること。次のルールはまさにエンダウメントのための約束でもありました。

    ルール:当日アドリブで出てくる情報は、すでにみんなが知っている前提として会話を進めること

    ストーリーを楽しむ方法


     インプロでは仲間同士で、ストーリーをリアルタイムに創り、演出することを楽しんでいきます。ストーリー展開には2つの方向があるんですね。これを意識しておくとインプロを盛り上げることができそうです。

     例えばこんなセリフがあったとします。

    「実は、来週ニューヨークで公演があるんです。」

    1.エクステンド
     このオファーを受けて、自分がセリフを言おうとします。このとき、現在の情報を広げていくのがエクステンド。例えば、

    「あ、先日テレビ番組で紹介されていた内容ですね。」

     もうひとつの方向があります。

    2.アドバンス

     エクステンドではストーリーは進んでいません。その時点の情報を掘り下げているだけ。一方アドバンスはストーリーを前に進ませるものです。例えば、

    「実は、来週私も仕事でニューヨークに行きます。自家用ジェットで送りましょうか?」

     このように話が別の方向に動き出しました。

     この2つを使い分けると、ストーリーが豊かになっていきます。

     ワークショップのノウハウとしても「インプロ」を知っておくと良さそうです。私ももっと勉強していきたいと思います。

  • Try333:インプロをワークショップに取り入れていこう。イエス・アンドでストーリーをエクステンド or アドバンスする。

  • 復習 Scheme307:ブレーンストーミングを超えるストーリー型発想法。会話に含まれるコンテクストからアイデアが具現化される。
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