第一印象が大切な理由

 今日はプレゼンテーションと心理学の関連性について紹介します。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 先日こちらの記事で、プレゼンで大切なことは「オープニングで第一印象を決める」と書きました。

  • Task145:学会発表のビデオを使ってプレゼン講座実践編を開催する

  •  なぜ第一印象が大切なのでしょうか?

     その理由が、心理学でわかりやすく解説されていました。こちらの本です。

    フォトリーNo.332

    急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?―“あるある体験”の心理学急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?―“あるある体験”の心理学
    (2006/07)
    セルジュ シコッティ

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     まず、タイトルが面白いですよね。

    「急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?」

     この理由はわかりますか?

     誰もが「あるある!」って感じることだと思います。そんな内容がたくさん紹介されています。

     今日のスキーマです。

  • Scheme297:プレゼンで大切なことは第一印象。なぜなら仮説検証の効果が第一印象を現実のものとするから。

  • 対比効果


     ひとはそれぞれに「思考」を持っています。いろんな場面に遭遇し、いろんなことを考えます。それには個性があって、誰ひとり同じことを考える人はいないでしょう。

     だけど、無数の個性があるはずなのに、なぜか同じことを感じてしまう仕組みがあります。それが「心理学」というもの。

     本書のタイトルにあるこのメッセージは「対比効果」と呼ばれる心の仕組みが作りだしています。

    「急いでいるときに、気になること=赤信号」

     つまり「赤信号」で引っかかったとすると、イライラするため負の感情がわいて記憶に焼き付きます。

     一方、急いでないときはどうかというと・・・。

    「急いでないとき、赤信号は気にならない」

     つまり、感情が高ぶらないため、記憶にも残りません。

     よって、急いでいるときと対比されてしまいがちなのが赤信号なわけです。確率的には全く相関関係がないはずなのに、誰もが納得してしまう現象。面白いですね。

    ジェスチャーと思考


     つづいて、プレゼンテーションと心理学についての考察を二つ紹介します。まずはジェスチャーと思考の結びつきです。

     プレゼンではジェスチャーが重要と言われています。その理由はメッセージが「伝わりやすい」から。

     でもそれだけじゃないようです。

     もうひとつの理由は「伝えやすいから」。

     それはあなたが電話しているときの姿をイメージすればわかるかも。電話しながら身振り、手振りして話すひとっていますよね。あ、私もそうです。

     相手に見えないのにどうしてジェスチャーを使うのでしょうか。

     それは潜在意識がジェスチャーで開放されるからです。言葉だけの説明の負担が軽減するため、情報処理が容易になるからだそうです。ジェスチャーを使うことで、思考も記憶も活性化されるんですね。

    仮説検証の効果


     もうひとつが「仮説検証の効果」です。冒頭の「第一印象」が大切である理由がここにありました。

     あるプレゼンの第一印象の受け取り方で、ひとの思考は大きく変わります。

    「おお。面白そう!」っていう印象を持った人は、面白い何かを見つけて満足する。

    「ん?なんだかつまんなそう」っていう印象を持った人は、つまらない理由を見つけてしまう。

     この結果、第一印象で感じた「仮説」を検証する方向に思考が動き出し、仮説どおりの結果が得られるわけです。つまり、第一印象で結果が決まってしまうってことなんです。

     心理学って奥が深いです。今後も勉強していきたいと思います。

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