地震の理解を深めよう3

 こんにちは、新習慣クリエイターの多ぁ望です。地震に関する情報シリーズの3回目。今回は「マグニチュード」にせまってみたいと思います。

1.P波とS波

2.震度って何?

3.マグニチュードって何?(本日の記事)


 地震のニュースになると、必ず「震度」と「マグニチュード」と両方が伝えられます。前回紹介したように観測点の地面の揺れの大きさが「震度」で、私達が建物の中などで感じる揺れとは異なることがわかりました。

 一方マグニチュードは地震の「規模」を表すもの。

 その意味について、もうちょっと掘り下げてみました。

 今日のスキーマです。

  • Scheme284:今は情報が欲しいと思った瞬間に手に入る時代。情報は引き寄せるもの。待っていては振り回される。

  • マグニチュードの意味


     この言葉は仕事でもよく使うんですよね。振動には振幅と位相という特性を持っています。これらは英語でAmplitude,Phaseと呼びます。

     なのでこのマグニチュードの意味は「振幅」とか「大きさ」となります。

     では

    「震度」は「振幅」と違うのか?

     という疑問がわいてきます。震度は揺れや被害の規模を表す指標で振動の振幅を表したモノではなく、数式で加工された指標です。

     地震で使われるマグニチュードは地震の「規模を表す大きさ」と考えるとわかりやすいと思います。

    マグニチュードの理解


     ここで専門的な定義を学んでみました。地震で使われるマグニチュードとはエネルギーの大きさを対数で表しています。対数なんて普段あまり使わないかもしれませんが、振動の分野では便利なのでよく使われます。一般的なスケールとは異なり、ひとつの目盛りが倍率を示します。

  • Wikipedia:マグニチュード

  •  以下引用します。
    地震が発するエネルギーの大きさをE(単位:J(ジュール))、マグニチュードをMとすると
    log10E = 4.8 + 1.5M
    という関係がある(マグニチュードの計算に用いる対数は常用対数である)。このことと一般的な波動の性質から、マグニチュードが1増えるとエネルギーは10√10倍(およそ31.6倍)になる。

     この説明に従うと、ひと目盛りが31.6倍となります。そして2目盛りで1000倍。

     ここで今回の東日本大震災のM9.0がどのくらいの大きさか計算してみましょう。

     阪神淡路大震災はM7.3でした。一部の報道ではこの差分を約2.0ととらえて1000倍の規模と報道しているメディアがありましたが、計算してみるとかなり違います。1000倍は言い過ぎだと思います。

     M9.0-M7.3=1.7

     この差分1.7を倍率に戻してみると

     10√10^1.7=354.4

     つまり地震の規模としては阪神淡路大震災の354倍のエネルギーだったということになります。実際すごい規模でしたが。

     対数の世界では1.7乗と2.0乗では大きく差が生じます。報道関係の方、ご注意ください。

     WikipediaによるとM9.0を超える地震は「超巨大地震」に分類されていました。こんな言葉を身近に感じることになるとは思いも寄りませんでした。

     ニュースで日常生活ではなじみのない専門用語がたくさん出てきます。疑問をもったら自ら調べてみる。けっしてTV報道による情報を受け取るだけにならないようにしたいです。

     そうすれば「買い占め」や「風評被害」などは起こらないんじゃないでしょうか。

     今、情報が欲しいと思った瞬間に手に入る時代です。ならば自ら情報を引き寄せてください。情報を待っていると、振り回されます。

     今日のスキーマです。

  • Scheme284:今は情報が欲しいと思った瞬間に手に入る時代。情報は引き寄せるもの。待っていては振り回される。

  • 復習 Try322:報道される指標と、自分が感じる指標の差異を理解しよう。仕組みを知れば差異が見えてくる。
    復習 Sheme283:知識を記憶するだけではダメ。自分の体験と結びつけて初めて理解が深まる。
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