ダイアログからプレゼンシングへ

 第8回渡り鳥のレポートの2回目はこんなタイトルでいきます。

「ダイアログからプレゼンシングへ」

1.キーオブジェクトから生まれる軸
2.ダイアログからプレゼンシングへ(今日の記事)
3.はっぴぃのフォトリーディング


 今回は”あまに”の「びー・ダイアログ エピソード2」というワークのレポートとなります。

 この企画には、あまにをはじめ、ジョニ~、ゆあん、ライキ、多ぁ望が協力して創ってきました。みなさんいかがだったでしょうか。

 写真の下側がグループ・ダイアログによって作られたマインドマップです。ちなみに上側は今回の企画のために書いてきた全脳思考チャートやマインドマップを掲示。

マインドマップ

 まずはこの中で「U空間と会話のレベル」について説明をします。

 なぜなら、今までの自分の考え方を整理して、表現を変更したからです。今日のタスク宣言です。

  • Task132:ダイアログワークの録音結果を振り返り、会話のレベルの深さをチェックする。

  • U空間と会話のレベル


     今までの考え方とは、こちらの記事で紹介した内容です。

     様々な会話のレベルの考え方を整理したつもりだったんですが、なんだかしっくりこない。

  • Try281:コミュニケートレベルをチェックしよう!今回のGRワークではレベル4(進化)を達成!

  •  ここで紹介したのは会話の5段階のレベル。でもこの5段階は成果を言葉とイメージが一致しにくいと感じていました。特に「進化」と「発展」のところ。意味が似通っていてどっちがどっちだか。

    レベル1(選択):A,Bから、Aを選択した
    レベル2(合成):A,Bから、A+Bという結論を出した
    レベル3(発展):A,Bから、新たなCというアイデアに発展した
    レベル4(進化):A,Bから、目的を修正して、Dというアイデアに進化した
    レベル5(創発):A,Bから、目的がさらに高い目的に変化し、Eというアイデアを創り出した

     そこで今回はちょっと視点を広げて、U空間とアンチU空間の説明を加えることとしました。

     こちらの方が、とてもわかりやすいからです。

     まずはこちらの図を見て下さい。

    会話のレベル


     これが新に整理しなおした「会話のレベル」です。神田昌典さんの全脳思考の表現を参考にしています。Downloadingのレベルをゼロと置いたところがポイントです。

     それによってプレゼンシングまでの深さを3段階で表現することができました。

    レベル0:選択的 ディスカッション

     「ああ、それなら知ってるよ」というフレーズのように過去の経験や知識から物事を解釈してしまう状態。お互いの解釈の不一致に気づかずに議論は衝突しやすくなります。これがディスカッションというレベル。

    レベル1:事実的 ダイアログ

     そしてひとつレベルを掘り下げることで、ダイアログの世界に入ります。「なるほど、事実はこうなんだ」というように、個人の勝手な解釈ではなく、「事実」に向き合うこと。これで会話がコヒーレントに変化していきます。

    レベル2:共感的 ダイアログ
     ダイアログにはもうひとつレベルがあります。それは「あなたの気持ちわかります」という状態。事実の共有を経て、相手を理解しはじめます。そして相手に共感できたとき、ダイアログのレベルが変わります。

    レベル3:創造的 プレゼンシング
     このレベルはダイアログの究極の状態。あえて「プレゼンシング」という言葉をそのまま使いました。「何か大きなものとつながった感じがする」なんだかうまく言葉では表現できないフロー状態。

     ここがU空間の頂点です。ここに達すると、結晶化、試行を経て、あり得なかったせいかが実現されるんです。

     ここで私が伝えたかった言葉を繰り返します。

    「プレゼンシングへの道はファシリテーターが知っている。一緒にプレゼンシングへ旅立とう!」

     さて、ディスカッションとダイアログの違いをもうちょっと踏み込んで説明したいと思います。こちらの図をご覧下さい。

    アンチU空間


     原書TheoryUから抜粋して図にしてみました。会話には方向性があって、さきほど紹介したU空間とは逆の世界が存在します。それをアンチU空間と呼びます。図の上側の方向です。

     こちらにも会話のレベルがあるんですが、あえてマイナスをつけています。Downloadingのレベルからスタートして、インコヒーレントなディスカッションを繰り返していくと、アンチU空間の方向に入り込み、結果的に「破壊」へたどり着くという結果になります。

    「これをわかりやすく説明するためにはどうすればよいか?」

     私達は考えた結果、寸劇を披露しました。たった1分です。

    究極のわかりやすさをめざして!


     実はこのアイデアは当日、シナリオが間に合わずやめようかと話していました。でも、シナリオなんか用意しなくても短ければできるんじゃないか?ということで、5分程度の打ち合わせでぶっつけ本番でやってみました。

     結果的に、とってもうまくいったんですが・・・。

     5分の打ち合わせでは寸劇を披露する3名の意思疎通は全然できてなかったということに後から気づきました。

    ディスカッションが導くアンチU空間

    あまに:「渡り鳥をもっと楽しくするには、いろんなひとの意見を取り入れた方がいいと思うんですよ。」

    多ぁ望:「そんなのできるわけないじゃん。30人もいるんだから。(怒)」

    ジョニ~:「多ぁ望さん、それも違うと思う。これだけ優秀な人がいるんだから、だれかがみんなをひっぱればいいじゃないか。」

     このように、ひとりからの提案を否定して、その意見をさらに否定する。言葉尻に(怒)が隠れています。

     これを繰り返すと・・・。想像のとおりです。

    ダイアログが導くU空間

    あまに:「渡り鳥をもっと楽しくするには、いろんなひとの意見を取り入れた方がいいと思うんですよ。」

    多ぁ望:「僕もそう思う。だとしたら、ひとりずつ意見を聞いていったらどうかな。」

    ジョニ~:「いいねぇそれ! それをまとめて、全脳思考の形にしたり、マインドマップの形にして共有してみたらどうかな。」

    多ぁ望:「それ面白いよ!すぐにやろう!!」

     これぞダイアログ。誰かのアイデアから、さらに面白いアイデアへ。特に「!」がどれだけ会話に含まれているかがポイントです。

     前半と後半の雰囲気の違いは一目瞭然。これがアンチU空間とU空間の方向の違いであり、ディスカッションとダイアログの違いでもあります。

     さて、うまくいったのはよかったんですが、3人の認識には大きなずれがあったようです。

     事前の5分間の打ち合わせでは、あいまいな表現で雰囲気だけだそうというつもりだったんですが、あまにからきた言葉は、いきなり超具体的。

     私は一瞬、頭が真っ白になりかけましたが、なんとか言葉を返すことができました。

     それを受け取ったジョニ~も、同じような感覚ですばやく言葉を返してくれました。

    さすがです!

     伝えたいイメージが共有できていれば、即興でもできるんですね。ひとつ勉強になりました。今日のスキーマです。

  • Scheme233:伝えたいイメージが共有できれば、即興は可能である。

  •  ※ちなみに、私は頭が真っ白になった結果、二人のセリフを全く覚えておらず、後日お二人に教えていただきました。あまに、ジョニ~、ご協力ありがとうございました。

     この後、グループ・ダイアログを4グループで実践。

     こちらについては、録音した内容を振り返って、後日紹介したいと考えています。これをタスク宣言しておきます。

  • Scheme233:伝えたいイメージが共有できれば、即興は可能である。

  • Task132:ダイアログワークの録音結果を振り返り、会話のレベルの深さをチェックする。

  • 復習 Scheme232:キーオブジェクトがイベントの軸を生み出す。それは企画段階からはじまっている。
    復習 Try281:コミュニケートレベルをチェックしよう!今回のGRワークではレベル4(進化)を達成!
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    コメント

    グループ・ジーニアス

    エピソード2は、まさにグループ・ジーニアスで誰が作ったかわからない作品になったと思います。何だか流れに身を任せるままに。

    多ぁ望が一緒じゃなければ、絶対に完成しなかったダイアログワーク。ありがとうございました。

    ダイアログワークをやりたいと思ったとき、最初に相談にのってくれたのも多ぁ望でした。訳のわからない企画がここまで成長したこと、とても面白いですね。

    今後とも、よろしくお願いします(^^)

    2010/10/13 (Wed) 06:27 | あまに #mQTtZi2E | URL | 編集
    訳のわからない=可能性が無限大ってこと!

    この企画は、最高でしたね。エピソード1では可能性の深さを実感。完成度はイマイチでした。でも終わったあとのフィードバックを共有することでまだまだ面白さはこれからだなっておもっていました。

    そしてエピソード2で、さらに深いとこへ潜れたような気がします。このワークが創り出したものもグループジーニャスだし、この企画を実現したのはファシリテーター同士のグループジーニャスだと思う。そのきっかけをうみだしたのはあまにです。本当にありがとう!

    「訳のわからない=可能性が無限大」という意味ですね。

    次回の大阪でさらなる深いところへ潜って下さい。協力します。

    2010/10/14 (Thu) 23:54 | 多ぁ望@新習慣クリエイター #TZpNm4HA | URL | 編集

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