エンビーじゃなくてジェラシーを。

 今日は久々に「アンガーマネジメント」のカテゴリに記事をひとつ追加します。

 「怒り」の感情は非常にエネルギーとして強いもので、それに振り回されると、自分もまわりも不幸にしてしまいます。

 そんなことにならないようにするテクニックが「アンガーマネジメント」です。

 今日はテクニックよりも「怒り」そのものが何なのか?という視点で解説してくれる本を紹介します。

 和田先生といえば、ビジネス書コーナーではタイムマネジメントとか思考法とか仕事術とかとか。最近では映画撮影にチャレンジしたり。幅広い活躍をしている方ですが、実は精神科医が本業なんですね。

 というわけで先生の専門分野の著作です。

フォトリーNo.206

「怒り」の正体「怒り」の正体
(2010/03/11)
和田 秀樹

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  • Scheme198:エンビーは相手を陥れる負の感情。ジェラシーは自分を奮い立たせる正の感情。

  • 「怒り」の種類


     「怒り」とは、感情のひとつですが、他の感情と違って「行動」に結びつきやすいという特徴があります。

     つまり、「ムカー!」っときて、手が出るとか。あるいは「バカ野郎!」という罵声がでるとか。

     そして「怒り」を分類してみると、強さと持続性の2軸で表現することができます。本書では「キレる」と「恨む」という説明が出てきますが、私なりに他の象限にもキーワードを当てはめてみました。

    怒りの種類

    ①「恨む」=強くて、持続する
     最近の凶悪犯罪事件を振り返ってみると、犯罪に発展する「怒り」には2種類あります。人間関係のトラブルに「恨み」を抱き、傷害事件、殺人事件を起こす例。

     この「恨み」は一番エネルギーを溜め込むタイプ。強くて、しつこく続くタイプの「怒り」です。

     このタイプはうまくエネルギーを逃がしてやらないと危険です。

    ②「キレる」=強くて、持続しない
     犯罪に発展するもう一つの例がこれ。「キレる」こと。最近増加傾向にあります。感情的に不安定なひとが衝動的に起こす事件。その動機は衝動的すぎて、なかなか理解できるものではありません。

     社会人としてはあってはならない状態。子供であれば感情をむき出しにすることが許されますが。

     以前こちらの記事で紹介したように、感情に左右された行動は慎むべきなんです。

  • Try145:感情に左右された行動はしない!アンガーマネージメントを身につけよう。

  • ③「嫉妬する」=弱いけど、ある程度持続する
     「恨む」という怒りより弱い部類。弱いけど、ネチネチと続く陰気な感情です。

    ④「不快」=弱くて、持続しない
     強さも、持続性も小さい部類にどんなキーワードが来るのか?悩みました。でも簡単なことでした。

     反対の感情を思い浮かべると「楽しい」「明るい」こんなキーワードが出てきます。そうでない状態をイメージしたところ「不快」という言葉がマッチしました。

     「快」でない状態ですね。そのとき「不快」と思ったとしても、それが取り除かれると、すぐに忘れるくらいの小さな感情。これも怒りの感情のひとつだと思います。

     このように「怒り」にもいろんな種類があるわけです。ここで「嫉妬」について理解を深めてくれました。

    「嫉妬とは英語でEnvy(エンビー)なのか、Jealousy(ジェラシー)なのか?」

    「嫉妬」の種類


     みなさんは、エンビーとジェラシーの違いを説明できるでしょうか?

     私にはわかりませんでした。でも和田先生の説明になるほど納得です。これは知っておきたいです。

    Envy(エンビー)
     怒りには良い怒りと悪い怒りがあります。エンビーは悪い怒り。

     なぜなら、エンビーの思考パターンは「相手を陥れる」ことで自分が満足する図式だからです。

     つまり相手に対して攻撃的な嫉妬。

    Jealousy(ジェラシー)
     一方ジェラシーはその逆で良い怒り。

     なぜなら、「相手をうらやみ、自分に不満を抱く」図式だからです。こちらの場合は建設的なとらえ方ができるため、ジェラシーを感じた相手に追いつきたいという動機が、自分を成長させる行動につながります。

     つまり自分に対して不満を抱く嫉妬。同じ「嫉妬」でもこれだけ意味が異なるんですね。

    「あなたもジェラシーを感じたら、相手に追いつくように行動していきましょう。なるべくエンビーには走らないように。」

  • Scheme198:エンビーは相手を陥れる負の感情。ジェラシーは自分を奮い立たせる正の感情。

  • 復習 Try145:感情に左右された行動はしない!
    アンガーマネージメントを身につけよう。
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