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2010
「うつ病」って言葉は企業に勤めるものにとって、ついて回ります。
職場では「メンタルヘルス」という取り組みが注目され、ここ数年で一般化してきました。
では、私達はどれだけ「うつ病」を理解しているでしょうか?
「うつ病は心の風邪」
こんな言葉を耳にしたことがあるかと思います。
これは「うつ病」の認知度をあげるための施策だったそうです。風邪のように誰もがなる可能性をもっているという認識を広めるねらいでした。
でもこの言葉からある誤解が生まれているのも事実。
「風邪のように、薬を飲めば治る」
そうではありません。薬で抑制することはできても、治療には時間がかかります。
フォトリーNo.232
この本は、うつと闘った本人とそれを支える家族の記録を紹介しています。
私はこの本を読んで、うつ病の本当の姿を全然理解してなかったことに気づかされました。
Try295:メンタルヘルスは良い雰囲気づくりから。それをはじめるのはまず自分から。
メンタルヘルスとは、心の健康。これって豊かな人生を送るためにはとっても重要なことです。もちろん、体の健康はいうまでもありませんが、「豊かさ」を感じるためには、心の健康が不可欠です。
メンタルヘルスについてはこちらの記事で紹介しました。この記事は私が感情のコントロールができないことに悩み、カウンセリングで相談を受けたときの内容です。今思うと、相談うけて良かったなと実感しています。
Try141:イラッとしたら、6秒ルールを徹底しよう。6秒待ったら、感情を抜きにしたニュートラル語に翻訳する
さてこんな質問をしてみましょう。
「メンタルヘルスって誰がやるものですか?」
答えは・・・。
「職場のみなさんです。」
職場での働き方って、会社によってまちまちだと思います。もちろん、本人の仕事によっても。
でも一つだけ共通の課題があります。それは
それを創るのはあなたです。
・職場で顔を合わせて挨拶ができていますか?
・仕事の負荷が偏って、ある人が苦しんでいませんか?
・毎日、仲間とコミュニケーションが取れていますか?
こんなあたりまえのことが、「良い雰囲気」を創り出します。
実はあたりまえと思っていることができてなかったりします。
誰ができてないとかは関係ありません。まずは自らお手本を。
もうひとつ似たような言葉に「メンタルケア」があります。これは心の健康を崩してしまったひとが受ける領域。つまり、専門医に診てもらうことを指します。
メンタルヘルスによる「良い雰囲気」ができていないと、仲間のひとりをメンタルケアが必要な状態に陥れてしまうかもしれません。
本書を読んで、怖くなりました。うつ病には双極性障害と呼ばれる症状があります。全くやる気がでない「うつ」状態と、元気でやる気満々の「躁」状態が繰り返しやってくるというもの。
本書で紹介されている方は、新聞記者をやりながら、双極性障害と診断され闘病生活をはじめます。
診断されたあとに、実はあのとき「躁」状態だった。あのときは「うつ」状態だったとわかります。
逆に診断されてないと、「なんだ、元気じゃないか!」と周りから見られるために「うつ病」であることを認知されないということなんです。
本人を守る家族の辛さも、ひしひしと伝わってきました。
うつ病である本人とどう接すればよいのか、日々勉強。
自殺に走らないために、目を離せないとか。
子供と親の関係とか。
夫を守る奥様の努力に涙があふれてきました。
「うつ病」という言葉は、すでに現代社会では身近な存在。職場でも出社できなくなった仲間がいます。
身近な言葉になっていながら、本当の姿を知りませんでした。
本書を読むと、「良い雰囲気づくり」を真剣に考える必要があるなと実感。
Try295:メンタルヘルスは良い雰囲気づくりから。それをはじめるのはまず自分から。
復習 Try141:イラッとしたら、6秒ルールを徹底しよう。6秒待ったら、感情を抜きにしたニュートラル語に翻訳する
復習 Try38:ストレスに強い体質になろう。ストレスは無くならない.ならばストレスに負けない体質が必要.
職場では「メンタルヘルス」という取り組みが注目され、ここ数年で一般化してきました。
では、私達はどれだけ「うつ病」を理解しているでしょうか?
「うつ病は心の風邪」
こんな言葉を耳にしたことがあるかと思います。
これは「うつ病」の認知度をあげるための施策だったそうです。風邪のように誰もがなる可能性をもっているという認識を広めるねらいでした。
でもこの言葉からある誤解が生まれているのも事実。
「風邪のように、薬を飲めば治る」
そうではありません。薬で抑制することはできても、治療には時間がかかります。
フォトリーNo.232
私のうつノート (2008/10) 読売新聞生活情報部 商品詳細を見る |
この本は、うつと闘った本人とそれを支える家族の記録を紹介しています。
私はこの本を読んで、うつ病の本当の姿を全然理解してなかったことに気づかされました。
メンタルヘルスとは?
メンタルヘルスとは、心の健康。これって豊かな人生を送るためにはとっても重要なことです。もちろん、体の健康はいうまでもありませんが、「豊かさ」を感じるためには、心の健康が不可欠です。
メンタルヘルスについてはこちらの記事で紹介しました。この記事は私が感情のコントロールができないことに悩み、カウンセリングで相談を受けたときの内容です。今思うと、相談うけて良かったなと実感しています。
さてこんな質問をしてみましょう。
「メンタルヘルスって誰がやるものですか?」
答えは・・・。
「職場のみなさんです。」
職場での働き方って、会社によってまちまちだと思います。もちろん、本人の仕事によっても。
でも一つだけ共通の課題があります。それは
良い雰囲気を作ること
それを創るのはあなたです。
・職場で顔を合わせて挨拶ができていますか?
・仕事の負荷が偏って、ある人が苦しんでいませんか?
・毎日、仲間とコミュニケーションが取れていますか?
こんなあたりまえのことが、「良い雰囲気」を創り出します。
実はあたりまえと思っていることができてなかったりします。
誰ができてないとかは関係ありません。まずは自らお手本を。
メンタルケアとは?
もうひとつ似たような言葉に「メンタルケア」があります。これは心の健康を崩してしまったひとが受ける領域。つまり、専門医に診てもらうことを指します。
メンタルヘルスによる「良い雰囲気」ができていないと、仲間のひとりをメンタルケアが必要な状態に陥れてしまうかもしれません。
双極性障害
本書を読んで、怖くなりました。うつ病には双極性障害と呼ばれる症状があります。全くやる気がでない「うつ」状態と、元気でやる気満々の「躁」状態が繰り返しやってくるというもの。
本書で紹介されている方は、新聞記者をやりながら、双極性障害と診断され闘病生活をはじめます。
診断されたあとに、実はあのとき「躁」状態だった。あのときは「うつ」状態だったとわかります。
逆に診断されてないと、「なんだ、元気じゃないか!」と周りから見られるために「うつ病」であることを認知されないということなんです。
本人を守る家族の辛さも、ひしひしと伝わってきました。
うつ病である本人とどう接すればよいのか、日々勉強。
自殺に走らないために、目を離せないとか。
子供と親の関係とか。
夫を守る奥様の努力に涙があふれてきました。
「うつ病」という言葉は、すでに現代社会では身近な存在。職場でも出社できなくなった仲間がいます。
身近な言葉になっていながら、本当の姿を知りませんでした。
本書を読むと、「良い雰囲気づくり」を真剣に考える必要があるなと実感。
復習 Try141:イラッとしたら、6秒ルールを徹底しよう。6秒待ったら、感情を抜きにしたニュートラル語に翻訳する
復習 Try38:ストレスに強い体質になろう。ストレスは無くならない.ならばストレスに負けない体質が必要.
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