モチベーションの驚くべき科学

 前回のモチベーション3.0について再び取り上げます。

 今回は「Drive」の著者であるダニエル・ピンク氏のプレゼンテーションを紹介します。

 プレゼンの構成としてもとても聞き手を惹きつける構成になっています。

 内容に加えて、プレゼンテクニックとしても参考にしてみてください。

 昨日のNo.153のマインドマップをプレゼンの内容を加えて描き直してみました。

モチベーション3.0
多ぁ望Map No.154

 今日のスキーマです。

  • Scheme160:聞き手と話し手に役割を持たせる。その役割がプレゼンの場を演出してくれる。

  • モチベーションの驚くべき科学


     まずはダニエル・ピンク氏の18分間のプレゼンをチェックしてみてください。タイトルはこちら。

  • Dan Pink on the surprising science of motivation

  •  なんと翻訳ページも用意されていました。
  • ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」



  •  このプレゼンでは「モチベーション3.0」という言葉は出てきませんが、昨日紹介したモチベーション2.0を20世紀型と呼び、その問題点を指摘。
     そしてモチベーション3.0を21世紀型と呼び、その必要性について訴えています。

    プレゼンの構成


     このプレゼンの面白いところは、ストーリー構成にあります。まず、伝えたい結論は、

    「科学知識とビジネスの慣行のミスマッチを解消すれば、世界を変えることができる」

     という大きな提言です。

     この結論を聞き手に伝えるために彼が組み立てた構成は、裁判形式でした。

     主張する弁護士とそれを審議する陪審員という構図。

    1.オープニング
     まずはツカミ。

    「ここで告白します。私はロースクールでイマイチな成績でした。」

     笑いをとってからこう切り出します。

    「今日は法律のスキルを再び引っ張り出し、証拠に基づいた論証でビジネスのやり方を再考します。」

    2.実験結果による立証

     証拠とは、心理学者が実施した「ロウソクの問題」というもの。詳しくはマインドマップ参照ください。

     以下2つの条件で「ロウソクを壁に立てるのはどうすれば良いか?」という問題を解く時間を計測します。

    ①ロウソクと箱に入った画鋲がある

     ある程度悩めば、答えは分かります。わからない人は次の条件を読めば気づくはず。

    ②ロウソク、箱、画鋲の3つが別々に並んでいる

     この3つがあれば、箱を画鋲で壁につけて、ロウソクを立てれば良いことがわかります。非常に簡単です。

     ところが①の場合は、「箱に入った画鋲」ととらえるため、機能性固着によって箱だけを利用するという発想になかなかたどり着けません。

     さて、この2条件をAグループには「報酬なし」、Bグループには「報酬あり」として実施。

     この結果はBグループが3.5分多く時間がかかったということです。

     つまり、ルーチンワークなどには報酬の効果がありますが、クリエイティビティを求める仕事に対しては逆効果というわけなんです。

     にもかかわらず報酬に基づく20世紀型のやり方が蔓延しているのが現状です。ここに大きなミスマッチがあると。

     そこで21世紀型にもとめる仕事の与え方としては次の3要素が必要です。

     ①Autonomy(自主性)
     ②Mastery(成長)
     ③Purpose(目的)


    3.提言
     以上の証拠を提出し、陪審員のみなさんに問いかけます。

    「科学知識とビジネスの慣行のミスマッチを解消すれば、世界を変えることができる」

     非常に楽しめて、かつ納得感の得られるストーリー構成でした。

     今日はプレゼン構成として学んだことを残しておきます。

  • Scheme160:聞き手と話し手に役割を持たせる。その役割がプレゼンの場を演出してくれる。

  • Try258:モチベーション3.0の場を広げていこう。自発的な動機が相互に学び合う場を創り出す。

  • Task106:バージョン3.0のマインドマップを21枚描く!(7枚完)

  • 復習 Try116:アンカリングでモチベーションをコントロールしよう
    イチローのような袖をまくる仕草に強いポジティブ感情を結びつける

    復習 Scheme12:モチベーションは自ら引き起こすもの.
    尊敬できる人を見つけて,自分の目指す道を決めよう.

    復習 Try61:新たな取り組みに5%以上の時間をとる
    重要かつ緊急の業務に流されるのをやめ、Googleに負けない意思を持とう!
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