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忘却は整理術のひとつ

 今日は「忘却」について書いてみたいと思います。

 あるきっかけで、この本にたどりつきました。初版は86年。今から24年も前の著作です。

 でも極めて、新鮮な内容でした。

 「思考の整理」ってタイトルをかかげる本はたくさんあるんですが、およそ「整理」に関する記述はないことがほとんどです。

 でもこの本は、

「なるほど、だから整理なのか。」

 と妙に納得できた本でした。そのキーワードは

「忘却」

 です。

 以前、こんな記事を紹介しました。手帳にメモして、安心して忘れよう!という姿勢です。

  • Scheme127:人間は忘れる動物。外部記憶を活用し、手帳に記憶を残そう。

  •  これはメモすれば、あとで思い出せるから。というねらいでした。

     でもその先に、本来のねらいがあったんですね。それをこの本が教えてくれました。

    フォトリーNo.139
    思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
    (1986/04/24)
    外山 滋比古

    商品詳細を見る


  • Scheme140:忘却は思考の整理の手順のひとつ。メモして忘れ、メモ見て思考すること。

  • きっかけ


     実は、外山さんの「思考の整理学」を読むきっかけとなったのは、こちらの本でした。「忘却メソッド」というサブタイトルに興味をもち、読んでみました。

     その参考文献にあがっていたのが外山さんの本というわけ。でも外山さんの思考の整理学を読むと、いままで読んできたビジネス書の中身がいっぱい出てくるんですよね。

     つまり、みんながお手本にしている本というわけです。納得。

     さて、こちらの「忘却メソッド」についてもちょっと紹介しておきたいと思います。

    フォトリーNo.122
    思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド
    (2009/10/07)
    前野 隆司

    商品詳細を見る

     「記憶」のメカニズムからアプローチして、思考法のひとつとして「忘却メソッド」が語られています。

    ①フォードバック制御

     何か新しいことにチャレンジしたとき、うまくいかなかったとします。でも人は失敗を繰り返して、最終的には成功をつかむことができます。なぜなら痛い失敗の記憶から学ぶことができるからです。

     どうして失敗したのか。失敗しないためにはどうすればいいのか? こうやって成功へ近づいていくことをフィードバック制御と呼びます。

    ②フィードフォワード制御

     さて、一度成功した経験を持つと、その経験を繰り返すことでその行動は身体に染みこんでいきます。これは習慣化と呼ばれる状態です。このときには失敗の記憶は忘れていることが多いです。

     この状態に過去の記憶は不要です。フィードバックの必要がなく、経験的に力加減がわかるからです。これがフィードフォワード制御。無意識で行動できるレベルです。

     なるほど。わかりやすい表現だと思いました。

    思考の整理とは?


     外山さんの「思考の整理学」に戻ります。本書では二つの人間性についてこう説明されています。

    ①グライダー人間

     グライダーには、エンジンがありません。牽引ロープで上空までひっぱってもらって初めて飛行が可能です。

     現在の学校教育が育ててきた人間性です。この世界では、知識の吸収が重要視されています。つまり、

    「記憶」

     が価値観として重視されます。でも、時代はすでに変わっています。記憶はコンピューターに任せればいいんです。コンピューターの普及で、記憶に優れた人間性は時代が求めなくなってきています。

    ②飛行機人間
     一方、エンジンを持っているのが飛行機。こちらは自らのエンジンパワーで離陸可能です。自由に飛び回ることが可能です。これが今の時代に求められる自律できる人間性です。社会で必要とされるもの。

     ここで、思考とはやはり飛行機人間が得意とする活動です。この活動のためには、ひとつのテクニックがあります。それは・・・。

    「忘却」

     なんです。

     このマインドマップのセントラルイメージが語っています。脳に情報を入れ続けても、いずれ満杯になってしまいます。満杯状態では、自由な発想ができなくなります。

     自由な発想、創造、発明などのクリエイティブな活動にはやっぱり脳の領域が必要です。

     そのためのスペースを残すべきなんです。それには蛇口を開くこと。つまり「忘却」することなんです。

     これが思考の整理とつながってくるんですね。

    思考の整理ができないと・・・。


     それができないとどうなるかというと・・・。

    「忙しい」

     となります。あれもこれも記憶しようとがんばっていると、仕事の能率はあがりません。それは最終的には、心を亡くすことになります。それが「忙しい」意味なんですね。

     思考の整理ができるかどうかは、忘却とうまくつきあえるかどうかってことです。

     まずはメモして、記録すること。 そしてそれを何度も見返すこと。これが思考の手順の基本です。

     本書では忘れるテクニックとして、ノート術に関する内容もとても参考になります。次回こちらも取り上げてみたいと思います。

    思考の整理学
    多ぁ望Map No.140


  • Scheme140:忘却は思考の整理の手順のひとつ。メモして忘れ、メモ見て思考すること。

  • 復習 Scheme127:人間は忘れる動物。外部記憶を活用し、手帳に記憶を残そう。
    復習 Scheme32:手帳を使って記憶を保管し、能力を補間しよう
    人は忘れるもの。手帳に頼って忘れる不安から解放しよう。
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