上司のアドバイス=命令

 今日はこの本を紹介します。インフォトップ出版様より献本いただきました。部下をもつ立場として、とても参考になる1冊でした。ありがとうございました。

 この著者である佐藤さんは大手自動車メーカーの営業部門で活躍した方で、ホンダ→フォルクスワーゲン→GMの日本の取締役社長を経て、現在は農業関係の研究所を設立しているという多彩な実績をもつ方です。

 そんな経験豊富な「交渉術」を本書では披露してくれています。

 この中で特にインパクトのあったことばがこれです。

「上司のアドバイスは部下にとって命令である」

 上司である自分が理解出来て、部下が理解できてないとき、手っ取り早くアドバイスしてしまうことってあると思います。

 でもそれは「アドバイス」のつもりでも「命令」としてとらえられてしまうということなんです。

 部下が答えを思いつかないときに、答えをもらってしまってはやはりこれも「アドバイス」ではありません。

 いかに「答え」を見つけさせることができるか? これが本来上司が手助けしてあげるべきところなんですよね。

フォトリーNo.76
提案成功率が飛躍的にアップする 職場で役立つ交渉術提案成功率が飛躍的にアップする 職場で役立つ交渉術
(2009/10/03)
佐藤 満

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究極の交渉とは?


 まず冒頭で、著者のこんな言葉でスタートします。

「究極の交渉とは、交渉しないこと」

 この言葉、どこかで聞いたことあるような・・・。

 そうだ。この記事です。

  • Try154:相手の立場を考えて、コミュニケーションをとろう。
    人間関係の4原則を理解し、身につける。

  • 「議論に勝つためには議論を避けること」

     デール・カーネギーの「人を動かす」に出てきたフレーズです。

    人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけ。議論に勝つ方法は存在しないそうです。仮に勝ったようにみえても、相手の好意を得ることはできません。


     交渉の最終的なゴールはなんでしょうか?

     勝つことですか?


     違いますよね。「こっちが勝って、相手が負けた」としたら、それは交渉としての成功ではありません。相手の好意や動機などが失われます。交渉のゴールはそうではないはず。

     求めるゴールは

    Win-Winの関係を得ること

     です。自分にも相手にもメリットのあるゴールです。

     本書で訴えていることはこれ。

    「相手からYESを引き出すこと」

     けっして、相手からYESを奪い取ることではありません。

    実践の基礎技術:対部下編


     私は現在、上司としての部下育成の技術向上をめざしているところです。そんな観点からは学ぶべきポイントがたくさんありました。
     そのひとつを紹介しておきます。

    「部下とともに考える姿勢を取ること」

     冒頭に紹介したように、上司からのアドバイスは部下にとってマイナスの要素になりえることを自覚しておく必要があります。

    「上司のアドバイスは部下にとって命令である」

     答えを教えることが部下の育成につながるわけではありません。部下の能力をひきだすためには、まず、考えさせること。

     自分がわかっていても、部下がわかるまで待ってあげる。そんな姿勢を心がけたいです。

     その結果、部下が答えや新たな発見に気づく。ここが重要なんですね。

     対上司編もあるので、上下関係につまづいている方、一度手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

  • Scheme110:上司のアドバイスは部下にとって命令である。重要なのは部下に考えさせ、気づかせること。

  • 復習 Try154:相手の立場を考えて、コミュニケーションをとろう。
    人間関係の4原則を理解し、身につける。

    復習 復習 Try30:アサーティブな姿勢を身につけよう.そして自分を理解し,未来を変えていこう.
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