「地図の読めない女」は間違っていた?

 今日は、男と女の違いについて、書いてみたいと思います。

 以前ファシリテーションセミナーを受講したときに、講師からこんな考え方を教えていただきました。

男性:問題解決の思考
女性:同調の思考


 根本的な思考のベースが異なるために、男と女は常にコミュニケーションにすれ違いが発生しがちです。

 そんな「男と女の違い」についてコミュニケーションの観点から話題となった本がこれです。2000年の著作です。
 この本では、「地図の読めない女」と「話を聞かない男」という特徴的なタイトルとなっており、男と女の違いを理解する上でとても参考になる本です。

フォトリーNo.44
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
(2000/04/01)
アラン ピーズバーバラ ピーズ

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男と女の思考の違い


 こんな会話を夫婦あるいは恋人同士で経験していませんか?

「あなた! 仕事と私とどっちが大事なのよ!!」
  ※私が寂しい思いをしていることをわかってほしい
「そ、そりゃ、お前だよ。」
  ※どっちが大事かを答えなきゃとあせる
「そんなこと言って、うそばっかりじゃない!」
  ※そんな答えを期待してないので、頭にくる
「仕事も大事だけと、それ以上にお前が大事だよ。」
  ※あせって、優先順位の妥当性を述べて空回りする

 このやりとりには男と女の基本的な思考の違いが含まれているために、どれだけ続けても会話は交わることがありません。
 なぜなら、女は「同調の思考」から「私の気持ちをわかってほしい」と訴えつつ、男に質問をなげかける。でも求めているのは「同調」であって、「回答」ではありません。

 一方質問を投げられた男は「問題解決の思考」から「質問に対する答え」を必死で回答します。つまり女が求める「同調」を与えることができません。

 これじゃうまくいかないのもうなづけます。

 コミュニケーションのテクニックに4つのタイプというものがありました。

  • Try8:4つのタイプをチームメンバーで共有し、コミュニケーションを円滑化
    タイプを知ると、コミュニケーションが楽しくなる。

  •  それ以前に、男と女の思考のベースは理解しておく必要がありそうです。

    地図の読めない女は間違っていた


     冒頭で紹介した「話を聞かない男、地図が読めない女」では男女の特徴についてとても象徴的に説明しています。

     簡単に言うと、右脳と左脳を結ぶ脳梁と呼ばれる組織が男性は細く、女性は太いという違いがあります。この太さは複数のことを同時に行う能力に比例します。
     つまり、女性は何かをやりながら他のこともこなすことができ、逆に男性は同時に複数のことがこなせないという特徴があるんです。

     この違いもお互いが認識してないと、コミュニケーションにすれ違いが発生してしまいます。

    「話を聞かない男=同時に複数のことができない男」

     TVを見ている夫に妻が声をかけても、相づち程度しか返答がありません。こんな状況を妻は「話を聞いてくれない」と受け取ってしまいます。男性にはこれが精一杯なんです。

     さて次に

    「地図の読めない女=間違っていた」

     について紹介したいと思います。先日紹介したこちらの本を読むと、その解釈が間違っていることがわかりました。
     正確に言うと、「地図の読み方が男性と女性で異なる」ということなんです。

    フォトリーNo.66
    だから、男と女はすれ違う―最新科学が解き明かす「性」の謎だから、男と女はすれ違う―最新科学が解き明かす「性」の謎
    (2009/01/17)
    NHKスペシャル取材班奥村 康一

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     男女の違いは狩猟民族の特徴から生まれたそうです。

     男性は狩猟のために獲物を追いかけて、様々な方向へ行きます。そして獲物を捕らえた後は、家に帰るために最短ルートを探します。このときに発達したのが方向感覚と距離感覚です。

     つまり、男性は方向と距離をベースに地図を読みます。なので、地図をひっくり返すことなく読む能力に長けているわけです。

     一方、女性は植物採取のために外に出かけていきます。そして目当ての植物が採取できる場所を見つけて、それがどこにあるのかを記憶します。このときの基準は「目印」です。そしてこの目印をたよりに、家に帰ります。

     つまり、女性は「方向」や「距離」を読むことが苦手で、「目印」を見ながら地図を読むわけです。そうすると、地図をくるくる回してもどこだかわからなくなってしまう。といった状況に陥りやすいということです。

     NHKの実験では、「距離、方向」の指示による目的地探しと「目印」の指示による目的地探しを行った結果、前者は男性が正解率が高く、後者は女性が正解率が高かったという結果が得られたそうです。

     このような「脳」の違いがはっきりと表れるんですね。もういちど、違いをお互いに認めてミス・コミュニケーションのない楽しい生活をしていきたいと思いました。

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