「恋は盲目」は脳のメカニズム

 今日は、ちょっと変わった話題を提供します。

 「恋は盲目」って言葉がありますよね。

 恋に落ちると、ひとは相手の良いところしか見えなくなる。そして相手の悪いとこなんて、これっぽっちも見えなくなってしまう。これが「盲目」たる由縁です。

 この本を読むと、その現象が脳のメカニズムによるものだということがわかってしまいます。面白かったのでここに紹介したいと思います。

 このメカニズムは、以前紹介したEQという本に出てきた内容と関連がありました。それは「扁桃核」という脳の一部の機能です。次の記事参照。

  • Try199:セルフサイエンスを職場に取り入れる
    EQの向上がグループIQを高める

  • フォトリーNo.66
    だから、男と女はすれ違う―最新科学が解き明かす「性」の謎だから、男と女はすれ違う―最新科学が解き明かす「性」の謎
    (2009/01/17)
    NHKスペシャル取材班奥村 康一

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    感情をコントロールする扁桃核の機能


     以前紹介したEQでは、この扁桃核によって「情動のハイジャック」が起こるという説明がありました。扁桃核には過去のトラウマなど自分の判断の根拠となる記憶が入っています。この記憶はほとんど意識されることがありません。
     それに基づいて、何かの出来事に対して、発作的な「怒り」や「恐怖」が現れるというのが「情動のハイジャック」でした。

     一方、「楽しい」とか「好き」とか明るい感情を生み出すのもこの扁桃核の役割になります。やはり自分の好みは扁桃核に刻まれた過去の記憶が基準となっているようです。

     その基準によって、ひとは異性に対して、「好き」「嫌い」を判断します。このときに、あるスイッチが入ると「恋」が芽生えます。そのあとの脳の活動が興味深いです。

    「恋は盲目」とは子孫繁栄の機能だった


     人間にも子孫繁栄を維持していくための本能が備わっています。そのひとつが「恋」の仕組みです。
     子孫繁栄のためには、子孫を増やすための異性を見つけなければいけません。そして見つけたら、子供を作るまでその関係を維持する必要があります。

     この行動をつきうごかすのが「恋」なんですね。

     ポイントはこれです。

    「気に入った異性を見つけて関係性を1年持続させる」

     1年くらい関係性を継続しないと、なかなか子孫繁栄まで結びつきませんよね。

     そこで、活躍するのが「扁桃核」です。なんと恋に落ちると、扁桃核の活動が弱まってしまうそうです。となるとどういうことが起こるかというと・・・。

    1.スイッチの入った異性が好きでたまらなくなる
    2.その人の嫌なところが見えなくなる
    3.この状態が約1年続く


     「1年」というのがポイントです。「恋」は1年で冷めるんです。「恋」は期間限定のサービスなんです。その間は、相手のどんな悪いところ、嫌いなところも目に入りません。
     でも、1年を過ぎた恋人同士はサービス期間が終了してしまいます。嫌いなところはやっぱりいやになります。

     でも、サービス期間を終了しても関係性が崩れないのが本当の人生のパートナーですよね。

     脳のメカニズムから、そんなことを考えさせてくれました。

     次回は「男と女の違い」についてもうひとつのエピソードを紹介したいと思います。


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