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人の感性を活用する全脳思考

 著者の神田正典さんが10年の経験とノウハウを集結したビジネス書。500Pにおよぶ本書には数多くのテクニック、フレームワーク、法則などが紹介されています。

 本書の中でも次のような観点から神田さんがたどり着いた「新たなフレームワーク」にフォーカスを当てています。

1.マーケティング
2.マネジメント
3.行動経済学
4.脳科学
5.NLP
6.結果思考
7.ストーリー構築


 一気に読むと、消化不良を起こしそうです。かみくだいて、私が消化できたポイントはこれ。

  • Scheme83:知識社会における成功は、物語から。
    曲線を含むストーリーが成功へと導く。

  •  神田さんが経営コンサルティングで活躍しながら、小説、脚本へ活躍の場を広げたきっかけがわかりました。
     従来の戦略フレームワークではたどりつけないレベルに向かうための「全脳思考モデル」。これが新たなフレームワークです。非常に突飛な印象もうけますが、興味深い考え方です。

     ひとは感動しないと、動かない生き物です。直線的な戦略では到達できるレベルに限界があります。そこに「物語」が含まれると、ブレークスルーが生まれる。

     そういえば、「成功者」の語りには、かならず困難を乗り越えたストーリーが存在しますよね。納得です。

    全脳思考全脳思考
    (2009/06/12)
    神田 昌典

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    情報化社会から知識社会への進化


     現在の職場環境は10年前と比較して、大きく変わってきています。「高度情報化社会」という言葉は聞かれてもう何年も経ちます。つまりもはや情報化社会ではなくなってきているというのが最初のプロローグです。

     そこで新たに定義する社会環境を「知識社会」と呼んでいます。情報化社会が情報の収集と整理がメインだったことに対し、知識社会では情報を集めて整理することはすでにインターネット上で実現していること。その情報にアイデアを加えて、行動するという付加価値が必要となってきています。

     これが「進化」なんですね。

     現在の仕事の環境は複雑化してきて、終身雇用制度が崩壊し、成果主義に変わってきています。そんな中で

    ・やりがいを持ち
    ・モチベーションを高く
    ・ストレスを軽減する


     働き方ってみなさんできていますか?

     ここに必要なことは「感動」だと思いました。仕事で「感動」を体験すること。これがやりがいを持ち、モチベーションを高く、ストレスを少なく仕事するコツなんだと思います。

    ストーリーの法則


     そこで小説家の神田さんならではの視点が「ストーリーの法則」です。NLPの観点も含まれています。
     ストーリーの法則とは、次の3ステップです。

    ①発想する
     論理的思考よりも主観的思考を優先し「快」のあることを考えます。これが脳を活性化させます。(NLP:快・痛みの原則=脳は快を求め、痛みを避ける)

    ②行動する
     行動することによって、物語が生まれます。この中には問題にぶつかることもあると思います。それを乗り越えることで新たな展開に進んでいきます。
     物語には3つのステージがあります。
     ・ありふれた日常
     ・非日常
     ・新しい日常

     このようなステージを踏まないと、ひとは感動できないんですね。

    ③結果を得る
     そう。そのステージを経験したことが結果なんです。そこにたどり着くまでには直線的な到達では人の感性は動きません。
     ここに物語の強弱である「曲線」が必要というわけです。

    TEFCASのストーリー


     マインドマップの本によく出てくるトニー・ブザン氏のTEFCASという考え方が本書でも解説されています。
     これが「洗脳思考モデル」に当てはめてみるととってもわかりやすいと思いました。

    全脳思考モデル

     TEFCASとは図にあるように

    Trial:まずチャレンジすること

    Event:そして出来事を受け入れること
     ここで出来事が「問題発生」であれば、谷が発生します。

    Feedback:その出来事からフィードバックを行うこと
     でも適切なFeedbackを実行すれば谷から脱出することが可能です。

    Check:Feedbackが適切かどうか確認する

    Adjust:目標達成に向けて調整する
     目標と現状のギャップによって再び谷が発生します。そこで調整が必要となります。

    Success:目標を達成する=成功する
     そして成功をつかむ

     というステップです。ここで考え方の手順にポイントがあります。最初に行うことは、Successを描くこと。それも「感性」にうったえる具体的なイメージです。
     これが脳をうまく活用するコツですね。

    全脳思考
    多ぁ望Map No.101


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    theme : ビジネス書レビュー genre : ビジネス

    tag : 書評 マインドマップ

    comment

    Secret

    全脳思考いいです!

    第4回渡り鳥の会は全脳思考を使って発想しています。
    かなりいい感じです!
    ストーリー性、そしてその中に感動をうまく織り込んで、
    一つのドラマを作り上げたいと思います。

    全脳思考はいろんな場面で使えるので、今後も積極的に
    使っていくつもりです★

    感動に必要なことはストーリー。

    ユアンさん、コメントありがとうございます。
     この本は多くのビジネススキルをひとつのストーリーに結びつけているところが面白かったです。
     第4回のドラマ、期待しています。私もドラマづくりの側に立ってみたいと思うようになってきました。
     「感動」を起こすこと。味わうことって貴重なエネルギー源になるような気がします。
    プロフィール

    多ぁ望@新習慣クリエイター

    Author

    多ぁ望@新習慣クリエイター
     多忙な毎日にめげず、日々、新たな習慣を身につけるべく、努力するエンジニア

    ストレングス・ファインダー
    1.戦略性
    2.最上志向
    3.親密性
    4.責任感
    5.着想

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