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2009
先日の記事の本を紹介します。この本からはいろんな新しい考え方を学びました。内容を読むまでは、イマイチどんな本なのか理解出来なかったんです。
本書はある企業のキャリアカウンセラーの業務上のコミュニケーションと主人公「亜衣」さんの成長が物語り風に書かれています。
「母性の経営」、「マネジメントセラピー」どちらも今まで聞いたことないものでした。 実際に読んでみると、なかなか興味深い内容でした。
リーダーシップには様々なタイプがあります。以前紹介したEQリーダーシップでは、6種類に分かれていました。本書ではそれらを父性型、母性型リーダーシップと大きく2つにわけて説明しています。
Task41:6種類のリーダーシップ力を自己分析する
理想像とのギャップを把握し、それをカバーする計画を立案する。
フォトリーNo.35
冒頭で、こんな例えで始まります。子育てには、父と母が必要です。それは企業の経営にも当てはまると。
成功した企業にもそんな一面が見受けられます。本田宗一郎と藤沢武夫。強烈なリーダーシップを発揮する父性型と、それをフォローする母性型の両者が連携してリーダーシップのバランスをとると、企業経営はうまくいくということです。
実は、この両者はその人の個性に依存する要素が強く、父性型の人に母性型は難しく、その逆もしかりです。なので一人で両方をこなすことを考えず、自分の強みを伸ばし、弱点はパートナーを見つけて、協力していくことが成功への近道なんだと思います。
覚えておくといつか役に立ちそうなお話です。3人の石切職人に「あなたは何をしているんですか?」という質問をしたところ次の返事が返ってきました。
1.「お金のために働いています。」(結果)
2.「ぴったり四角く切るためです。」(手段)
3.「教会を作っているんです!」(目的)
この3人には仕事に対する意識(目的なのか、手段なのか、結果なのか)が異なっているわけです。
どこかで聞いたことのある話と思いました。あ、これです。「すごい考え方」に載っていたレンガ職人と似ています。「意識」という観点で3人の意見を比較するの考え方はとても参考になりました。
Try115:否定的な考えに陥ったらリフレーミングで脱出しよう
部下のコーチングにも極めて有効な技術
ジョハリの窓とは、自分と相手のコミュニケーションについて説明するフレームワークです。このブログでも過去に取り上げています。
ジョハリの窓から自己成長を考える
本書ではこのフレームワークを使って、コミュニケーションを数値化するワークが紹介されています。これは目からウロコが落ちました。こういうジョハリの窓の使い方があったんですね。
うまくコミュニケートできてない人が思い浮かんだら、ぜひ実践してみましょう。もしかしたら自己開示が不十分かもしれませんよ?
もうひとつ、目からウロコのフレームワークがありました。それが「人間の器を測ること」です。器が大きいってどんなひとをイメージしますか?
「他人への思いやりが大きい」
「目先のことに捕らわれない」
「将来を見据えている」
私はこんなことをイメージしました。ではこれらを数値化してみましょう。次の3つの軸の値を設定し、それを結ぶことで三角形ができます。その大きさが人間の器というわけです。
1.時間軸:日、週、月、年、世代、世紀
2.思考の広さ:課、部門、自社、産業、世界
3.愛の広さ:自分、家族、友人、仕事仲間、社会、人類
これらの軸から三角形を作り、自分の器の大きさを客観視してみましょう。そこから器を広げるために何をすべきか考えてみましょう。
最後に、著者の久野康成様、当ブログのテーマにふさわしい献本ありがとうございました。
Scheme70:マネジメントセラピーとは父性+母性型リーダーによる組織づくり
どちらか片方では組織は長く続かない
復習 Task41:6種類のリーダーシップ力を自己分析する
理想像とのギャップを把握し、それをカバーする計画を立案する。
復習 Try115:否定的な考えに陥ったらリフレーミングで脱出しよう
部下のコーチングにも極めて有効な技術
復習 ジョハリの窓から自己成長を考える
本書はある企業のキャリアカウンセラーの業務上のコミュニケーションと主人公「亜衣」さんの成長が物語り風に書かれています。
「母性の経営」、「マネジメントセラピー」どちらも今まで聞いたことないものでした。 実際に読んでみると、なかなか興味深い内容でした。
リーダーシップには様々なタイプがあります。以前紹介したEQリーダーシップでは、6種類に分かれていました。本書ではそれらを父性型、母性型リーダーシップと大きく2つにわけて説明しています。
理想像とのギャップを把握し、それをカバーする計画を立案する。
フォトリーNo.35
母性の経営 (2009/06/11) 久野康成井上ゆかり 商品詳細を見る |
企業の経営は子育てである
冒頭で、こんな例えで始まります。子育てには、父と母が必要です。それは企業の経営にも当てはまると。
成功した企業にもそんな一面が見受けられます。本田宗一郎と藤沢武夫。強烈なリーダーシップを発揮する父性型と、それをフォローする母性型の両者が連携してリーダーシップのバランスをとると、企業経営はうまくいくということです。
実は、この両者はその人の個性に依存する要素が強く、父性型の人に母性型は難しく、その逆もしかりです。なので一人で両方をこなすことを考えず、自分の強みを伸ばし、弱点はパートナーを見つけて、協力していくことが成功への近道なんだと思います。
3人の石切職人のお話
覚えておくといつか役に立ちそうなお話です。3人の石切職人に「あなたは何をしているんですか?」という質問をしたところ次の返事が返ってきました。
1.「お金のために働いています。」(結果)
2.「ぴったり四角く切るためです。」(手段)
3.「教会を作っているんです!」(目的)
この3人には仕事に対する意識(目的なのか、手段なのか、結果なのか)が異なっているわけです。
どこかで聞いたことのある話と思いました。あ、これです。「すごい考え方」に載っていたレンガ職人と似ています。「意識」という観点で3人の意見を比較するの考え方はとても参考になりました。
部下のコーチングにも極めて有効な技術
ジョハリの窓を使ったコミュニケーションの数値化
ジョハリの窓とは、自分と相手のコミュニケーションについて説明するフレームワークです。このブログでも過去に取り上げています。
本書ではこのフレームワークを使って、コミュニケーションを数値化するワークが紹介されています。これは目からウロコが落ちました。こういうジョハリの窓の使い方があったんですね。
うまくコミュニケートできてない人が思い浮かんだら、ぜひ実践してみましょう。もしかしたら自己開示が不十分かもしれませんよ?
人間の器の数値化
もうひとつ、目からウロコのフレームワークがありました。それが「人間の器を測ること」です。器が大きいってどんなひとをイメージしますか?
「他人への思いやりが大きい」
「目先のことに捕らわれない」
「将来を見据えている」
私はこんなことをイメージしました。ではこれらを数値化してみましょう。次の3つの軸の値を設定し、それを結ぶことで三角形ができます。その大きさが人間の器というわけです。
1.時間軸:日、週、月、年、世代、世紀
2.思考の広さ:課、部門、自社、産業、世界
3.愛の広さ:自分、家族、友人、仕事仲間、社会、人類
これらの軸から三角形を作り、自分の器の大きさを客観視してみましょう。そこから器を広げるために何をすべきか考えてみましょう。
最後に、著者の久野康成様、当ブログのテーマにふさわしい献本ありがとうございました。
どちらか片方では組織は長く続かない
復習 Task41:6種類のリーダーシップ力を自己分析する
理想像とのギャップを把握し、それをカバーする計画を立案する。
復習 Try115:否定的な考えに陥ったらリフレーミングで脱出しよう
部下のコーチングにも極めて有効な技術
復習 ジョハリの窓から自己成長を考える
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コメント
ブログへのコメントありがとうございます!
素晴らしいブログですね!前向きに色々なことに取り組まれているパワーに刺激を受けました。これだけのボリュームを毎日アウトプットしているのがなんとも驚きです。私の方も自分なりに頑張っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします!
こうせいさん、コメントありがとうございます。
新しいことに取り組み続ける。そんなことをいつも考えています。
もちろん、やってみてうまくいかないこともたくさんありますが。
たくさんチャレンジすることが、少しの成功体験を味わう事ができるような気がしています。
今後ともよろしくお願いします。