3人寄れば文殊の知恵

 今日は以前紹介した「コーチング会議術」についてもう一度取り上げたいと思います。

 このコンセプトは「コーチング」のスキルである「聞く」「質問する」というテクニックを会議術に応用したものです。

 以前は行き詰まった会議の中で、ブレークスルーを見いだした記事を紹介しました。

  • 新コンセプト:コーチング会議の紹介

  •  今日は、この手法を小さな会議に活用してみました。

    いつのまにかアイデア創出会議


     今日の会議は、私を含めて3名。以前に特許のアイデアを申請した内容について、相違ないか確認をするという簡単なものを予定していました。

     メンバーは私と担当の後輩、そして特許の専門家。

     今回のアイデアは従来技術の延長線上に位置づけられるささいなもの。特許の専門家からはちょっとインパクトが足りないと言われていました。

     確かにわたしも同感の内容。オリジナリティがうすい。さらに、そのアイデアだと、これから進める上で、大きな課題もかかえていたんです。

     そこで、こんなやりとりが繰り返されました。

    特許:「もうちょっとオリジナリティ出せませんか?」

    多ぁ忙:「そうですよね。このままだと課題も大きいし。」

    担当:「こっちの案もイマイチですよね。」

    特許:「その案の方がオリジナリティ高いですよ。」

    多ぁ忙:「おお。それならその案を膨らませると?」

    担当:「ちょっとこうしてみるとか。」

    多ぁ忙:「そうそう。それならこうもできるんじゃない?」

    担当:「これ、いけそうですね。」

    多ぁ忙:「特許的に言い直すと?」

    担当:「こんな感じでしょうか。」

    特許:「なんか出せそうな感じになってきましたね。」

     こんな「質問合戦」によって、やりとりが繰り返された結果、気づくと従来技術の延長ではない、新しい、オリジナリティのあるアイデアが創出できました。もともとの会議の趣旨から大きく外れて、アイデア創出会議となりました。

     このアイデアは、いままでかかえていた課題も克服できそうなので、久々にワクワクしてきました。まさに

    3人寄れば文殊の知恵

     でした。

     こういう「答え」を引き出す会議術が「コーチング会議術」です。

    コーチング会議術に必要な「オートクライン効果」


     ここで、コーチングスキルのもうひとつ重要なキーワードを紹介しておきます。それが「オートクライン効果」です。
     以前「質問会議」の記事の中でも紹介しました。

  • 質問会議はコーチングの発展型だった

  •  オートクラインとは、自分が自分の言葉を聞いて、新たな思考が生まれる効果を示します。
     今回の3人の会話を振り返ってみると、3人が3人に対して、「質問合戦」をしているところにポイントがあります。
     質問会議に出てきた言い方を引用すると、チーム問チーム答ということです。

  • 質問会議でチーム脳を動かそう

  •  自問自答とは、自分で頭に問いかけて、自分の頭の中で答えるということを思い浮かべますが、これではオートクライン効果は発揮されません。
     自分の言葉を発して、他人に問いかけることが重要です。このとき自分にも問いかけることとなり、自分でも思考が動き出し、新たな答えがうまれてくるんです。
     これを参加者全員で行うことがチーム問チーム答です。

     最近、こういう質問が楽しくなってきました。会議の中で質問を多用するんですが、それって自分でも答えを探しているんですよね。実は。

     みなさんも、「質問」を連発してみてください。きっと新たな答えが自分や他の誰かから出てくるハズです。

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