新コンセプト:コーチング会議の紹介

 今週はちょっと忙しくなってきました。今回の忙しさは「苦しい」ものではなく、「楽しい」かつ「やりがい」のある忙しさです。
 この違いがどこからくるのかというと、

「前向きな仕事」=「楽しい」、「やりがいがある」

「後ろ向きな仕事」=「苦しい」、「やる気が出ない」

 こんな違いがあります。「前向きな仕事」では、数年先を見越した商品開発や、技術開発など。「後ろ向きな仕事」としては、すでに販売している商品の問題解決だったりします。
 やはりエンジニアとして魅力を感じるのは「前向きな仕事」です。今回の仕事は2年間プロジェクトリーダーとして推進してきた成果を認めてもらうことです。今週末にそれが決まります。成果とは商品として採用してもらえるか否かという判断です。
 それまでにリーダーとしてできることをすべて出し切っていきたいと思っています。
<会議のブレークスルー>
 このブログでは、「会議術」というカテゴリを設けて様々な会議手法について紹介してきました。今日の会議で、それらの知識がうまく活かせた例を紹介したいと思います。

・会議の状況
 会議の議長は私。そして3部署の責任者と担当者が合わせて10名。通常の会議よりも多い人数です。ちゃんとまとまるか不安をかかえていました。
 その不安には理由がありました。今回の成果を商品に反映するためには、メリットを打ち出す必要があります。それがちょっと弱かったんです。
 なので、会議をスタートするときには私には「答え」を持っていませんでした。

・従来の会議
 今までの会議の進め方としては、議長である私が議題を進めて、自分で決めていくというスタイル。これが出来るのは自分の中に、まとめ方がおよそできあがっているときだけです。

「では、こうしましょう!」

 とか、ある程度「ディレクター」に徹します。こういう場合は、決まって参加者からの言葉は少なく、議長の言葉が多いのが特徴です。

・会議のブレークスルー
 今回は「まとめ方」の答えを自分の中にもっていなかったので、従来手法は使えませんでした。そこで今回は「ディレクター」ではなくて、「ファシリテーター」に徹するトライをしてみました。
 「ファシリテーター」とは、以前紹介した「質問会議」にも出てきたALコーチと同様で、会議の推進を促す役で、何かを決定したり、判断したりすることはありません。それらは参加者に決めさせます。

  • 質問会議でチーム脳を動かそう

  •  ファシリテーターとしての会議の動かし方がちょっとわかったような気がしました。先のディレクターが使う言葉とは異なり、

    「ここは、どうしますか?」 とか

    「これは、どう言ったらいいでしょうか?」 とか

     常に質問口調を使います。そして会議を持って行きたい方向が見えてくれば、そちらの方向に行くよう参加者に答えさせる。こんなやり取りを繰り返していくと、徐々に議論がまとまって形になってきました。もちろん先日紹介した「ファシリテーション・グラフィック」のテクニックもたくさん応用しました。

     この場合、従来の会議とは反対に、議長の言葉が少なく、参加者の言葉が多いのが特徴です。本来の会議とはこういう姿なのかもしれません。
     以前の「質問会議」でこんな言葉がありました。

    I THINKからWE THINKへのダイナミズム

     従来の会議が「I THINK」だとすると、今回の会議が「WE THINK」です。自分の中に「答え」を持っていませんでしたが、議論を促進させることで、このチームから新たな答えが出てきました。これがチーム脳であり、「WE THINKのダイナミズム」なんだと実感。
     会議がはじまる前は、参加者ひとりひとりの中に答えはなかったのに、「WE THINK」を行うことで、答えが見えてくる。とても新鮮な感覚を得ることができました。

     この感覚をひとつのコンセプトに表せたらいいなと考えました。

    <会議術の新コンセプトを考える>
     今までの会議術をそれぞれのコンセプトを加えて並べてみます。

    1.すごい会議
     モチベーションの共振現象を利用した会議術。定型的な段取りによって、チームワークをうまく形成し、問題の核心にせまることができる方法。そしてその問題解決を自らの責任において動かしていける具体的な実践手法。

    2.質問会議
     問題提起者をひとり決め、参加者はすべて「質問」だけでやりとりをする独創的な手法。
    「質問」をすることにより、チーム脳が活性化し参加者全体が質問に答えようとするオートクライン効果を利用した会議術。高い質問力があると効果的。

    3.マインドマップ会議
     こちらは定型的な会議方法ではありませんが、あらかじめ議題をマインドマップに用意し、議論をマインドマップ上に展開していく方法。議論の見える化を参加者で共有できることが特徴。

    4.アイデア会議
     ディレクターとプランナーで構成される会議。考具を活用し、アイデアを拡散させる会議と、コア・アイデアを抽出し、企画へまとめあげる会議術。

     さて、ここで今回のコンセプトを同様に記述してみます。

    4.コーチング会議
     ファシリテーターが参加者からの発言を促し、議論を活性化させることにより会議前には存在しなかった新たな答えを見つけ出すことができる会議。
     答えは相手(会議のチーム脳)の中にある。それを引き出すのがファシリテータの役割。これってどっかで聞いたことがあります・・・。
     そうです。コーチングの基本概念です。答えは相手の中にある。それを信じて、相手から答えを引き出すのがコーチの役割。
     というわけで、ちょっとひねりのないネーミングですが、「コーチング会議」と定義してみました。Google検索で411ヒット。なんかもっと良い名前が思いついたら変更します。

    <成功へのイメージを持つ>
     さて、話をちょっと戻して2年間の成果を認めてもらえるべく、今週末にプレゼンを行います。今日の会議から得られたブレークスルーの答えを活用し、望みの結果が得られる姿をイメージしてきたいと思います。今からワクワクしてきます。

     明日は、プレゼンを成功させるための復習と予習を考えてみたいと思います。

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