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勝間流アサーティブ「断る力」に学ぶ行動

 昨日、アサーティブセミナーの概要を紹介しましたが、タイミングよく予約していた勝間和代さんの新刊「断る力」が届きました。この本は勝間さんのブログにて「アサーティブだとわかりにくいので、断る力、という表現にしました。」と紹介されていました。個人的に「アサーティブ」は現在の極めて効率化を求められるビジネスの現場で重要な能力だと思っており、勝間流のアサーティブとはどんな切り口で紹介されるのか楽しみにしていました。

断る力 (文春新書)断る力 (文春新書)
(2009/02/19)
勝間 和代

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 アサーティブとは、簡単に言うと自分にも相手にも気持ちの良いコミュニケーションを行うための姿勢です。

 ①アグレッシブなひとは、自分を抑えて相手の気持ちを考えること。
 ②パッシブなひとは、自分をしっかり持って、相手に伝えること。


 この中で、勝間さんが今回の本でフォーカスしたことが②です。ここに「断る力」が必要だというメッセージでした。今の社会で、悩んでいる人が多いのもこの②だと思います。
 時間と能力は有限です。限られたリソースで実力を発揮するためには「断る」ことが必要なんですね。今回得られたスキーマはこれです。

Scheme26:実力があるから断れるんじゃない。断るから実力がつく


多ぁ忙Map No.0033

<勝間さんの人生経験から得た教訓>
 本書では、勝間さんが現在のようにバリバリ活躍する以前の姿が書かれています。特にマッキンゼー時代での辛い経験など。そして離婚をきっかけに、「断る力」を身につけ現在の自分をつかんだということです。こんなエピソードが印象に残りました。
1.「究極の優等生」と呼ばれたこと
 マッキンゼー時代に、言われたことはすべてこなしていたという勝間さん。周りからは「究極の優等生」と揶揄されていたそうです。おかげでライフワークバランスを犠牲にし、長時間労働にかなり精神的に辛い時期や、体調を崩した時期があったようです。
2.上司からの注意
 「質問が少なすぎる」という注意を受けていたそうです。質問ができないのは、分かっていることと分かっていないことの区別ができていない証拠だと。
3.マッキンゼーの人材教育システム
 同じマッキンゼー出身者の岡島さんの「人脈力」でも紹介されていましたが、やはりこの会社のすごいところは人材育成術だと思います。詳細な評価システムに加えて、勝間さんの場合は自主的にアンケートにより数十名から自分の客観的な評価をしてもらい、それをフィードバックしてきたそうです。
 P&Gの和田浩子さんの本「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方」にもありましたが、やはり多方面で活躍する人材を生み出す企業にはすぐれた人材教育システムがあるんですね。

<勝間流アサーティブとは?>
 昨日は、Win-Winな関係からアサーティブについて説明しました。このときの2軸は
縦軸:自分が勝つか、負けるか
横軸:相手が勝つか、負けるか

 でした。さて、今回の勝間流アサーティブではこんな軸で説明されていました。
縦軸:自分の評価ができるか、相手の評価にゆだねるか
横軸:自分が努力してるか、してないか

 昨日の2軸4象限をアレンジしてみました。勝間流アサーティブとは、自分を客観的に評価でき、努力を惜しまない態度のこと。
 ここで注目すべきが、パッシブからアサーティブへ以降するための矢印です。ここに「断る力」が必要なんです。パッシブな人に「断る力」が足りないとうつ病になりやすい危険な状態に陥ります。
 というわけで本書でフォーカスしているのはアサーティブの考え方のこの部分だったんです。特に画一的な教育を受けてきた日本人には弱い部分であり、勝間さん自身の経験からもこの部分が重要と訴えているんだと思います。

Win-Winの関係(断る力)

<断る力をつけるための行動>
 本書では、3ステップで「断る力」について語られています。
ホップ:自分の揺るぎない軸を持つ
ステップ:1対1の関係を築く
ジャンプ:1対チームの関係を築く

 この中で、一番基本となるのが「自分の揺るぎない軸を持つ」ことです。ここではどうやって自分の軸を作るかを紹介しておきます。

1.タスクを実行する
2.判断する
3.行動する
4.成果を披露する
5.評価する(自分の評価、他人からの評価)
6.評価を自分にフィードバックする


 このサイクルを常に回していくことで、自分が成長していきます。そしてめざす姿は

 コモディティ(汎用的) → スペシャリティ(専門的)への進化です。

 自分の得意分野を開拓し、自己主張できる専門分野を磨くこと。社会はコモディティからスペシャリティのニーズにパラダイムシフトしていると言われています。

<断る力を身につけるための3つの習慣>
 私が今回トライ項目に宣言したいのはこれ。3つの習慣です。
 ①疑問を持つ習慣
 ②質問をする習慣
 ③自己主張する習慣

 これは仕事を与えるときも、受けるときも意識しなければいけない項目です。そのやり方が正しいのか?最適なのか?効率的なのか?というまず「疑問」を持つこと。
 そして、その疑問を解決するために「質問」すること。それでも納得できなければ、自分の意志を伝える、代替え案を伝える「自己主張」をすること。
 かつて勝間さんが注意された「質問が少なすぎる」。これを頭に入れておきたいと思います。

<断るレベルを考える>
 ここで、自分なりに「断る」シチュエーションを考えてみました。そうすると次のような4つのレベルに分類できると思います。
 一番低いレベル4では、好き嫌いで判断してしまう子供レベル。まあ社会人にはいないと思います。
 次に、レベル3では、現在の自分の状況から判断してしまうレベル。「今忙しいからできません。」こんなひといませんか?これは先を予測したスケジューリングを全く考えていません。これではダメです。
 そこでレベル2では、自分の状況を把握し、先のスケジューリングを考慮した結果、受けるかどうかを判断します。社会人としてはこのレベルは最低必要です。
 理想的なのがレベル1です。自分の軸がしっかりとしていて、スケジューリングに加えて、自分の価値に基づいて受けるかどうかを判断します。断る場合には相手に納得してもらえる根拠が示せる状態です。これが「断る力」を持ったビジネスマンですね。

断るレベル

<疑問点>
 総論では2chでの批判についてとか、嫉妬に対する対応などについて書かれていますが、この領域はあまり参考になる人は少ないんじゃないかと思います。
 神田正典さんの「非常識な成功法則」にありましたが、成功者のための成功法則は凡人には当てはまらない。というわけで一部、嫉妬されるほど成功した「成功者のための記述」に感じました。まあ読書は価値ある部分を拾って読むのが基本。ここを除いて、極めて価値ある内容でした。

<私のお薦めアサーティブ書籍>
 アサーティブの考え方を把握したい方にはこちらの本をお薦めします。著者は心理療法やNLP(神経言語プログラミング)、メンタルヘルスなどを学びコンサルタント、カウンセラーとしても活躍する畔柳 修さんが書かれた本です。とても気持ちが楽になる本です。私の気に入っているフレーズを再び掲載します。

「アサーティブは主体的に生きる、かかわること。過去と他人は変えられない。変えられるのは自分、そして未来。」

「言いたいことが言えない人」のための本―ビジネスでは“アサーティブ”に話そう! (DO BOOKS)「言いたいことが言えない人」のための本―ビジネスでは“アサーティブ”に話そう! (DO BOOKS)
(2007/09)
畔柳 修

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theme : 資格・スキルアップ・仕事 genre : ビジネス

tag : 書評 アサーティブ

comment

Secret

今日から読み始めました

多ぁ忙さん こんばんは。
「断る力」すごい売り上げですね。勝間和代さんのブログも盛り上がっていますね。
今回、この本は私にとって非常に多くの気づきが得られるだろうとワクワクしながら読んでいます。まだ読み終えていませんが、読み終わったら多ぁ忙さんの考えと照らし合わせてみたいと思います。
また明日の私の記事に、この記事をリンクさせていただきました。
いつも参考になります。ありがとうございます。

人それぞれの受け取り方

Okamuraさん、こんばんは。
 記事紹介いただき、ありがとうございます。本から得られるものは人それぞれ異なると思います。Okamuraさんの考えもぜひ聞かせてください。
 否定的な感想というわけではないんですが、私が期待していた「アサーティブ」の他の本にあるようなテクニック論とはちょっと異なっていました。あとがきに「インディペンデンスな生き方実践ガイドの続編」と書かれていて納得しました。このタイトルで読めばしっくり頭に入ってきたと思うんですが。
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多ぁ望@新習慣クリエイター

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多ぁ望@新習慣クリエイター
 多忙な毎日にめげず、日々、新たな習慣を身につけるべく、努力するエンジニア

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3.親密性
4.責任感
5.着想

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