3分間コーチは極めて実践的なアプローチ

 コーチングに興味を持った私は今、壁にぶち当たっています。いろんな本や、セミナーを受けて、「コーチングスキル」を学び、その価値、有効性を理解してきました。
 しかし、先日の記事で紹介したように、技術を知ることと、その技術を使えることは大きな隔たりがあると実感しています。

  • 2/11:コーチング技術の難しさを実感

  •  そこでこのお手軽そうなタイトルに惹かれて読んでみました。3分間クッキングのようにさくっとコーチングができたらいいなと・・・。

     しかし、この先入観は間違っていました。この「3分間コーチ」とはお手軽に実践できるという意味もありますが、そうではなく著者の伊藤さんが日本にコーチングを普及してきた中で、より効果を上げるためのコーチングテクニックがこれです。つまり従来のコーチングの発展型と呼べると思います。今の私が求めていた内容がたくさん出てきました。コーチングを身につけようとして、うまくいってない方にはぜひ読んでもらいたい1冊です。

    ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
    (2008/03/13)
    伊藤 守

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    <プレイングマネージャーのジレンマ>
     最近の企業ではマネージャーの不在が危惧されています。これはマネージャーがいても

    1.マネージメントできない
    2.マネージャーとして認められていない
    3.従来型のマネージャーが通用しない


     こんな状況に陥っています。特にプレイングマネージャーに位置するひとには顕著な状況ではないでしょうか。私も同様です。自分がこなす仕事もあり、部下の仕事も面倒を見る。こうなったときにどうしても自分の仕事が優先になって、マネージメントの割合が減ってしまう。またはマネージメントがうまくできない、あるいは従来型と呼んでいるのは「あれしろ、これしろ」という指示型のことで、上司の権威をふりかざすと、簡単に部下がやめてしまう。
     こんな環境で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。私がコーチングを身につけたいと思うのは、こんな環境をたたき直したいからでもあります。

     一方で、この環境を打破するために企業が選択する施策は「管理システムの導入」だったり「研修の導入」だったりします。これでどのくらい効果があがるのでしょうか?その効果を検証せずに「実施したことで満足」していることが多いようです。

    <コーチ型マネージャーが目指す姿>
     そこでこんな環境をたたき直せる人材が「コーチ型マネージャー」というものです。「たたき直す」といってもムチなどは使いません。使う武器は「楽しさ」「おもしろさ」です。つまり仕事を楽しめるように仕向けるマネージャーが「コーチ型マネージャー」です。
     いいですよね。こんなマネージャーをめざしたいです。

    <3分間コーチの基本>
     さて、3分間コーチの紹介をしますが、本書では「コーチングスキル」に関する説明はほとんど出てきません。もちろん書いてあることはコーチングスキルの内容だったりしますが、技術紹介は他の本にお任せして、本書ではいかに実践に活用するかというポイントで書かれています。基本はこの2つの時間を作ることです。

    1.部下について考える時間を作る

    2.部下と会話をする時間を作る


     ポイントは「会話する目的」で時間を作ること。3分程度でOK。会議とか2wayとかヒヤリングとか名前はつけない。アポも取らない。相手の仕事の動きを止めない工夫をすること。つまり、ちょっとした移動時間だったり、ぶらっと立ち話程度だったりと3分なら簡単に作れるはずです。
     ここで以前かかげたトライを修正すべきことに気づきました。

  • Try81:自分へのリクエストを成長ノートに記録しよう

  •  実はこの成長ノート。手帳とは別に作ったので普段持ち歩いていないんですよね。これじゃダメ。ちょっとした時間に会話をする。そして、記録する。こうするためには常に持ち歩くべきと思いました。これを新たなトライとしたいと思います。そしてノートをチェックすることで、会話の偏りがないか振り返っていきたいと思います。

    <これからめざしたい環境>
     人は基本的に変化を嫌う性質があります。よって改善に向かわせるための行動には工夫が必要です。例えばアメとムチ。これでは一時的な解決にしかなりません。あるいは問題点の指摘。これは否定的に受け取るため、守りの体勢に入ってしまいます。最適な手法は「新たな習慣」とすること。まさにこのブログのタイトルそのものです。

     コミュニケーション活性化のための環境づくりには次の3つが必要です。
     ①目標を共有する環境
      お互いの目標を共有することで、メンバー同士の協力関係が生まれる。
     ②部下が話してみたいと思う環境
      とにかく声をかけて「信頼」を得ること。「信頼」がなければ部下は話してくれません。
     ③自ら習得したくなる環境
      そして「新たな習慣」を創り出すためには、自ら習得したくなる環境が必要です。こんんな環境づくりをめざしていきたいです。

    <キラーフレーズ>
    Best1:「人は楽しさの中で成長する」

     この楽しさを創り出すのが「コーチ型マネージャー」の仕事です。

    Best2:「会話の後のセルフトークが人の行動を決定する」
     気づきがすぐに行動には結びつきません。そこから塾考して、選択して、行動に移ります。3分間の会話と次の会話の間に発生するセルフトークから行動に結びついていきます。

    Best3:「部下について知らない自分を知る」
     先に紹介した「会話する目的」で時間を取ること。つまり質問を考えることからスタートします。部下に聞く質問は自分にも問う。これをやってみるといかに自分が部下のことを知らないかがわかります。こうすればどんどん部下について知りたくなってくるということです。

     非常に「実践」に悩んでいる私にとって勉強になる内容でした。シンプルかつ効果的なコーチング手法。それが「3分間コーチ」なんだと実感しました。


    多ぁ忙Map No.0030

    Try121:成長ノートを常に持ち歩こう
    コミュニケーションのバランスをチェックしよう
    Scheme24:コーチングのための時間は日々のコミュニケーションにある
    部下の仕事を止めずに、3分間コーチを実践しよう。

    復習 Scheme21:「厳しさ」だけではダメ。「楽しさ」を共有して初めてチームワークが生まれ、それが相乗効果を発揮する
    復習 Try112:「私のダメなところって何ですか?」を毎年聞く
    復習 Try76:ペーシングに気を配ろう
    復習 Try71:相手が答えるときには,目を合わせよう
    復習 Try8:4つのタイプをチームメンバーで共有し、コミュニケーションを円滑化


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