グーグルが変える世界の常識

 先に「グーグル革命の影」を書きましたが、今日書きたかった記事は「グーグル革命の光」です。あまりに正反対の内容なので、記事を分けることにしました。

 今日紹介する「光」とは、かつての常識をひっくりかえす施策です。ユーチューブに掲載される著作権に問題のあるアニメなどの動画について、角川が公認バッジを指定し、掲載を許可して、同時に広告収入を得るという新たなビジネス。

角川アニメの著作権対応

 1/28産経新聞より。
<従来の常識では解決できなかった問題>
 ユーチューブは動画の投稿サイトとして05年にスタートしました。そして06年にはグーグルが買収。著作権の問題が注目されている状況にもかかわらず、グーグルはインターネットでの動画の重要性を考慮し、大きな決断をしたわけです。
 そして4年目を迎える現在でも、著作権の問題は解決していません。違法な動画の投稿は後を絶たず、今までの対処方法は、違法データを見つけては、管理側が削除するという手作業しかありませんでした。これでは違法データの掲載の数に対応できず、ほとんど焼け石に水常態。
 最近では、違法データに対しては、音声だけを再生しない処置を取るという対応もはじまったようですが、やはり同様です。

<従来の常識を破る、新たな解決方法とは?>
 違法データの削除ができないなら、しない方法を考えればいい。こんな逆転の発想から生まれたのが、角川が推進する「認定バッジ」の発行です。
 この内容はグーグルだけではなく、日本の角川が発案し、グーグルと協力して推進しているものです。違法データを見つけたら、掲載者に許可をとり「認定バッジ」を発行します。すると掲載動画のページに「角川」マークが表示されて、これが広告として機能します。つまり掲載された動画を利用して、広告ビジネスに結びつけ新たな収入が得られるという仕組みなんです。すばらしい発想ですね。

 ただし、これには判定基準があります。それは「作品に対して、愛があるか?」というもの。これまた美しい判定基準です。
 動画を投稿する人の目的は、「この作品をいろんな人に見てもらいたい」という「作品への愛」があるために行動しています。そうであれば、「公認バッジ」を認めましょうというもの。当然、作品を中傷するような内容は従来どおり削除依頼をしていく方針とのこと。

 角川の判断は「ネットの影響力は無視できない」というもの。時代は刻々と変わっていきます。著作権の考え方も変わっていくのかもしれません。
 そうそう、iPodの出現で、アメリカではDRMフリーで販売がスタートしたし。

 昨日の常識は明日の非常識。
 常識を打ち破るアイデアを出していきたいですね。


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コメント

グーグルの1つの企業に過ぎない

多ぁ忙さん
こんばんは、Okamuraです。
グーグルの記事、見せていただきました。
個人的に感じたのは、やはりグーグルという大きな会社であっても、収益を上げ続ける必要がある1つの企業に過ぎないということです。

どれだけ素晴らしいサービスを展開していても、利用者に無料開放していても、それはビジネスとして成り立っているから。もしこれらのビジネスモデルが崩れてしまい、収益を上げることができなくなってしまったら、このようなサービスを行わなくなるでしょう。

私達は非常に便利な世の中で生活をすることができていますが、先の記事にも書いてあった通り、あまり依存しすぎないようにしないといけないのだと思いました。

2009/02/02 (Mon) 23:41 | Okamura Shuichi #- | URL | 編集
Okamuraさん、コメントありがとうございます。

「依存しすぎ」には注意が必要ですが、現在のIT技術の進歩のスピードから考えると、新技術を使ってみる姿勢とか行動が必要かもしれませんね。じゃないとあっという間においてかれそうです。

 今日、ビジネス誌でIT業界の不況影響が紹介されていました。タイトルは「不況でもマイクロソフト強し」とかそんなものでした。時価総額が飛び抜けて大きいMSにとって、この不況による減収でもやはり強いと書いてありました。グーグル、アップルの減益はかなりダメージがあるようです。(残念ながら最後まで読んでない)
 でも2社にはがんばってもらいたいですね。

2009/02/03 (Tue) 20:35 | 多ぁ忙 #TZpNm4HA | URL | 編集

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