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市政15年間を圧縮体験してみた

 SIMふなばし2030の2回目のレポートです。こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

  • 第3回 Simふなばし2030 体験会

  •  まちづくりをシミュレーションゲームとして楽しみながら考えていこうというこのイベント。

     実際に体験してみると、とてもシナリオが現実味を帯びており、行政の仕組みとか、どのような判断が求められるのかなど、様々なことが見えてきます。

     そして前回レポートしたように、ゲームが終わってから改めて地元の地図を眺めてみると、とても興味が沸いてくるのでした。

     ここがこのゲームの醍醐味であり、市民にまちづくりの興味を持ってもらうにはとても有効な手段であることを実感しました。

    1.SIMふなばし2030って?
    2.市政15年間を圧縮体験してみた(本日の記事)
    3.振り返りと次のアクションへ


     今回のレポートでは、実際に多ぁ望が参加していたグループワークの状況を紹介していきます。

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     今日のスキーマです。

  • Scheme705:3時間で15年分の行政を体験すれば、まちづくりの全体像が見えてくる。

  • 1ラウンド:2018年〜2022年 「将来に向けた投資」


     前回レポートしたように、市長からの訓示があり、各部局長に任命された仲間が6名集まりました。

     多ぁ望には「企画財政部長」の辞令が交付され、全体と取りまとめる役割を受け持ちました。市政の方向性を決定づける重要なポジションです。

     その他には経済部長、建設局長、健康福祉局長、教育委員会、市民生活部長の5つの部局長が集まり、それぞれに事業カードが配布されます。以下の写真にあるように色分けされています。

     地方債発行には限度額があって、それを超えたら行政破綻。(つまりゲームオーバー)

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     このシミュレーションでは求められる財源を捻出するためにある事業を廃止するか、あるいは地方債を発行するか決断がせまられます。その決断がまちづくりとして後に影響を与えていきます。決断した内容は市議会に提案し、承認をもらう必要があります。

    1.予算編成会議を行う

     まずシナリオが配布されます。そこには各役割の発言内容が記されており、それに従って会議シミュレーションがスタートします。

     最初は企画財政部長から会議の趣旨と方向性の説明があり、その後、各部局長から予算に対する要望があれこれと出てきます。

     一部、その意見に対する反論がでてくることもあります。

    2.新規事業への投資と必要予算を捻出する方法を決定する

     シナリオが共有できたら、実際の対応手法を考えていきます。この先5年間の予算編成を決めるためには、最低限必要となる社会保障費の予算を捻出する必要があります。

     さらに以下2つの新規事業に着手するか否かを決断します。当然、これらを実行するには予算が必要となります。

     A:○○地区の活性化事業
     B:専門職大学の誘致


     これらの予算を捻出するためには、既存の事業を廃止する必要が出てきます。それ以外の手法としては地方債を発行すること。

     ただし、それを繰り返してしまうと市政が立ちゆかなくなってしまいます。

     私は企画財政部長だったので、Bを選択し、地方債は発行せずに2つの事業を廃止することを決断しました。

    3.市議会へ提案する

     これは最初の市議会の様子です。我が市の方針と事業廃止の提案を説明しているところです。

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    「その事業を廃止したあと、どのような影響が予測されますか?その対処はどうされますか?」

     このように市議会ではいくつかの議論が巻き起こります。

     その場で、事前に考えてもなかったことがポンポンと飛び出し、アドリブで回答することもたくさんありました。

     結果的にはひとつの事業廃止が承認されす、地方債発行となってしまいました。

     廃止提案をしたのは「介護人材の確保」。こちら側の理由としては、専門職大学で人材育成していくことと、生きがい事業によって高齢者の介護必要性を下げていくことでした。

     しかしながら、現在恩恵を受けているひとたちの対応ができてないということで、却下されたわけです。

    「なるほど。そこは考えていませんでした・・・。」

    2ラウンド:2023年〜2027年 「廃止か、存続か」


     5年間がたった25分で過ぎ、次の5年間の予算編成の時期がやってきました

     前回同様にシナリオが共有され、予算編成会議が行われました。人口減少、高齢化率の進行には歯止めがかからず、社会保障費はやはり必要となってきます。

     そして今回は以下2つの判断が求められました。

     C:公民館の再整備
     D:○○高速鉄道の車両更新


     ここでは市民の交通の足となるDをやらないわけにはいかず、Cは後回しにして財源を確保していくこととしました。

     結果的にこの提案はすべて市議会を通り、承認されました。

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    3ラウンド(前半):2028年〜2032年 「震災からの復興」


     またまた5年間があっという間に過ぎ、2032年までの予算編成の時期がやってきました。多ぁ望は企画財政部長を10年務めてきたこととなります。すると、なんと人事異動が命ぜられました。

     私の役割は教育委員長にかわり、また予算編成会議がはじまりました。

     さて、次の議題は難しくなってきました。なぜなら「東京都心部を震源とした大地震」による被害を受けていたからです。

     ある事業を保持していなかった場合は復旧事業の予算が増額されるという条件つきです。

     今回は我が市としては4つの事業を廃止することを決断し、市議会へ提案しました。

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     すると、市議会からは廃止提案をした「農漁業支援に関する事業」については震災復興のためには受け入れられないということで地方債発行という事態になってしまいました。

    3ラウンド(後半):2028年〜2032年 「選択の結果」


     さて続いてはこれまでの10年間を経て、各取り組みの効果によって臨時的な税収増が見込めるという情報が入ってきました。

     今までの新規事業の選択した結果と、手持ちで持っている事業の内容から税収が決まります。

     そしてこれまでの地方債を返済することと、新たに新規事業を提案することが今回の課題となります。

     2032年は全国の自治体間での大規模な交流イベントがあり、そこで我が市の魅力をアピールできるということで、「キャッチフレーズ」も決めて欲しいということでした。

     我が市の新規事業とキャッチフレーズはこちらです。

    公民連携のショッピングモールの建設「学びから生きがいまでつながるまち」

     専門職大学を誘致したことから発展してきた我が市では、そこを拠点として大型ショッピングモールを立ち上げ、学生から高齢者までイキイキとした生活ができるようなまちづくりを提案しました。

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     このように3つのグループからそれぞれの提案がプレゼンされ、最終的には市長が採否判断を行います。

     さて、その結果はいかに?

     このシミュレーションでは3ラウンドに分けて、トータル15年分の市政を考え、実行してきました。

     時間にするとおよそ3時間なんですが、最初の判断が後に影響を与え、それをどう対処するか?が問われていきます。

     グループワークの中では緊張感にあふれ、非常に濃い時間を過ごすことができました。短時間だからこそ、まちづくりの全体像が見えてきた気がします。

     次回はシミュレーションの振り返りについてレポートしたいと思います。

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    多ぁ望Map No.0310

  • Scheme705:3時間で15年分の行政を体験すれば、まちづくりの全体像が見えてくる。
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