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質問会議でチーム脳を動かそう

 相互リンクさせて頂いているブログ「活かす読書」のikadokuさんが紹介していた一冊です。「質問」だけに制限された会議。なんかやりにくそうですが非常に興味そそられる内容です。さらにそれが大きな生産性を生むといううたい文句に惹きつけられて読んでみました。

<質問会議の5ポイント>
1.問題を真ん中におく(問題の共有化)
2.上質なコミュニケーション=違和感が出る
3.関係の質の向上に焦点をあてる
4.行動の誘発
5.リーダーシップを開発する


 質問会議にはこんな5つの特徴を持っています。本書の中には実際の会議の進行例があるので、なぜ質問会議が良いのかとても理解しやすくまとまっています。改めて「質問」の力を勉強させられました。
 サブタイトルにある「チーム脳にスイッチを入れる」、これはおもしろい発想です。ぜひ実践して体感してみたいです。では、質問会議の特徴をちょっと紹介します。

質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか?質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか?
(2008/09/20)
清宮 普美代

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<21世紀型のリーダーの育成>
 従来型の指示するだけのリーダーシップではチームは機能しない。状況の変化は過去の経験で培ったノウハウは通用しない。つまり上司の指示、命令だけではマネジメントできない時代。
 今、必要なリーダーシップは解決策をチームメンバーから引き出すことのできる力。
 先頭にたってグイグイひっぱるだけではなく、部下の活動を後からサポートする「支援型リーダーシップが求められている。
 この「支援型リーダーシップの育成に効果的なのが「質問会議」である。

以前リーダーシップについて4つのタイプを紹介しました。そのときの「支援型」とはちょっと異なるので解釈を追加しておきます。確かに自分が学んだ手段、手法ではこの先アドバイスできるかわかりません。自分の経験がなくとも、支援できる力が必要です。

従来型のリーダーシップ:牽引型、強引型(どちらもグイグイとひっぱって指示、指令を出すタイプ)
21世紀型のリーダーシップ:交通整理型、支援型(縁の下の力持ち的な存在。チームの意見をまとめる、各人のフォローアップをしっかり行うタイプ)


<ALコーチ(アクションラーニング)の役割>
 質問会議では、会議の進行にALコーチという役目があります。これが支援型リーダーシップを開発する役割となります。

・問題解決に直接関与しない
・結果を導くより、プロセスを管理する
・みんなが考える時間、振り返りの時間を提供する
・会議進行と時間の管理をする

 直接的な関与によって解決策を引き出す必要はない。その能力をチームのメンバーに身につけさせるのがALコーチの仕事。

<意見会議と質問会議の違い>
 従来の会議を「意見会議」と呼びます。なぜなら、通常の会議では
1.問題の断定
2.一人一人が考えて、自分の解決策を提示。
3.助言が受け入れられるか不明

 となって、出席者が統一された意思を持つことが困難です。またそれはチームの行動に大きな壁を作ってしまい、うまく行動に結びつきません。

 一方質問会議では、最初にあげた5ポイントの特徴があります。
1.問題を真ん中におく(断定することなく、メンバー全員で問題の本質を捉える)
2.上質なコミュニケーション=違和感が出る(違和感が出るからこそ、本質に近づける)
3.関係の質の向上に焦点をあてる(本音コミュニケーションが可能)
4.行動の誘発(メンバー全員で同意された行動に結びつく)
5.リーダーシップを開発する(個人、チームの能力アップ)

 「質問」を繰り返すことによって、問題の本質を捉えることができます。意見会議ではたどり着けない部分にせまることが可能。また、会議中には「振り返り(リフレクション)」をすることによって、場の雰囲気を確かめさせます。これが本音コミュニケーションを生むことが可能となります。ここは「すごい会議」にはなかった手法ですね。

<チーム脳にスイッチを入れる>
 さて、サブタイトルにはった「チーム脳にスイッチを入れる」とはどういうことでしょうか。
 「質問」には次の4つの種類があります。まず思考とは自分で質問し、自分で答えること。これが基本です。そして相手に対して質問すること、相手からの質問に答えること。ここまでは通常把握している種類です。実はチーム脳とは4つ目の他問他答のことを呼びます。
1.自問自答
2.他問自答
3.自問他答
4.他問他答(チーム問チーム答)

 質問会議の中で、他人が他人に質問しているとき、実は自分も考えるんです。5名で会議を推進している場合は一人の質問は4人が答えを考えます。これが繰り返されてチーム脳が活性化されます。これをこう書いてありました。

I THINKからWE THINKへのダイナミズム

 ぜひこのダイナミズムを体感してみたいです。最後に適用事例で大手自動車メーカーの新ブランド戦略に活用したと紹介がありました。おそらくトヨタのレクサスブランドのことじゃないでしょうか。

Try69:質問会議を実践する。
すごい会議の手法と比較して、有効性を検証しよう。
復習 Try54:自分にあったリーダーシップを発揮しよう
復習 Task5:「すごい会議」の実践。10/3完了。
復習 Task5:「すごい会議」の実践。
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質問会議

質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか? (2008/09/20) 清宮 普美代 商品詳細を見る 満足度★★★★★ この会議、面白そう。 ...

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No title

紹介していただき、ありがとうございます。

たまに、話し合いをしていて、どんどん新しいアイディアが
出てきたり、問題の核心に迫ることってあります。

まさに、そのときの感覚が「スイッチが入った」状態。

それを質問会議では、チーム脳にスイッチを入れ、
何度でも再現できるように考えられているように感じます。

本書を読むと、実践してみたくなりますよね。

ikadokuさん、コメントありがとうございます

必ず会議の場で「チーム脳」のスイッチを入れることができたらすばらしいですよね。おっしゃるとおり、ある会議では「スイッチが入った」状態に出会うこともあります。それを意図的に創り出すことを実践してみたいですね。年末の反省会にやってみようかな。

わたしも、この本読みました。

はじめまして、こんにちは。
わたしも、この本読みました。
会議の効率、効果をあげる際の参考になりそうですよね。
チームとして活動しやすくなりそうな気がしました。

そういえば会議のやり方って・・・。

新刊・ベストセラーランキング:ビジネス書スクエアさん、コメントありがとうございます。
 最近、部下の教育になるべく時間を割くようにしているんですが、例えば「会議のやり方」とか「議事録の取り方」とかって習う場がないことに気づきました。今まで先輩にくっついて自分で身につけることしかありませんでした。みなさんの会社ではいかがでしょうか。
 もっと会議の効果、効率をあげるための研究って実施すべきですよね。

No title

こんばんは。コメント頂きありがとうございます。
この本はぜひ読んで参考にしてみようと思います。

やはりリーダーの力量が組織のパフォーマンスを決めるのだと思います。ただコーチングなど支援型の人材育成が大切だということが分かっていても、支援型のリーダーシップが評価される環境(会社の評価や上司の上司の考え方)かどうか?によっては機能しない・・・というか、実践されなくなってしまうことも危惧されます。(一番上のリーダー(つまり社長)の力量ということでしょうが・・・)

あとは強引型で指示命令を飛ばしていたほうが、仕事をしている気になる(・・・これこそ自己満足ですが)というのも新米リーダーが陥りやすいと思います。

ただそうは言ってるだけでは何も変わらないので、まずは自分から変わるように心がけなければ・・・

とりとめのないコメントで失礼しました。
また遊びに来ます。

その思考を誰かに質問してもらいましょう!

 「指示・命令」はひとつの仕事を進める手段です。これはリーダーの考えを実践させるやり方。一方「コーチング」に代表される支援型リーダーシップによる手法は仕事を依頼した相手に進め方を考えさせるやり方です。どちらも仕事を進める方法であって、時と場合によって使い分けられる技術を身につけたいですね。
 ドリームプランナーさんの「支援型のリーダーシップが評価される環境」ってどんなものでしょうか。私の個人的な考えとしては、そういう環境は必要ないと思っています。
 「支援型リーダーシップによって、部下が実績をあげられること」これが評価されればそれでいいんじゃないでしょうか。これが繰り返されていくと、部下の実績をあげた上司の評価にもつながっていき、時間がかかるかもしれませんが、「支援型リーダーシップが評価される環境」が出来ていくのかもしれません。
 実は今日、コーチングセミナーを受けてきました。質問会議にも非常に通じるものがありました。これから数日にわけて紹介していく予定ですが、ドリームプランナーさんへのアドバイスとしては、今回頂いたコメントの内容を職場の方と相談してみてはいかがでしょうか。文章で書くことと、実際に会話してみるのでは、頭の回転が大きく異なります。これを「オートクライン」と呼ぶそうです。続きは記事にて。

なるほどー

「実際に会話してみる」。それが大事ですよね。コーチングは、その方法にも興味はありますが、一度は自分もコーチングされてみたいなと思います。

今回は何だか多ぁ忙さんにコーチングして頂いた気が・・・!?セミナーの記事も楽しみにしています。

にわかコーチのアドバイス

ドリームプランナーさん、再びコメントありがとうございます。
 先ほど公開したレポート3にて「オートクライン」について書きました。参考にしてみてください。これはセミナーの中で特に体感としてインパクトのあった内容です。自分の頭の中で思考する範囲は限られてしまいます。ところが、自分で言葉に発してみると、それを聞いて新たな思考が生まれます。
 質問会議に出てくる「他門自答」のことですね。他人から質問されることで、自分の枠を超えた範囲に思考を広げることができるということです。
 にわかコーチではありますが、アドバイスになれば幸いです。
プロフィール

多ぁ望@新習慣クリエイター

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多ぁ望@新習慣クリエイター
 多忙な毎日にめげず、日々、新たな習慣を身につけるべく、努力するエンジニア

ストレングス・ファインダー
1.戦略性
2.最上志向
3.親密性
4.責任感
5.着想

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