グラレコとは?ファシグラとは?

 前回はVFFのワークショップについて紹介しました。 こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

  • ビジュアルファシリテーションフォーラム2017 〜描くことで開かれる道〜

  •  今回はテーマセッションのひとつをレポートしたいと思います。

    1.ビジュアルファシリテーションフォーラムのインパクト
    2.グラフィックレコーダーのアウトプット
    3.感情を道具化するエモグラフィ
    4.グラレコとは?ファシグラとは?(本日の記事)
    5.グラレコからビジュアルファシリテーションへ


     スケッチノート3ページ目がこちら。

    VFF-グラレコ3

    多ぁ望Map No.0297

     今回取りあげるテーマセッションはこちらです。

    「語り合う、学び合う場を作る」

     今日のスキーマです。

  • Scheme661:目的に応じた手法を選択できるテキスト言語とビジュアル言語のバイリンガルをめざそう。

  • グラレコの課題


     司会の高柳さんが全体をとりまとめ、以下3名のスピーカーがお互いにグラレコに記録を取りながら対話を進めていくスタイルでした。

     安武伸朗(常葉大学 造形学部 造形学科 教授) 
     青波ゆみこ(兵庫県神戸市在住)
     武田てるみ(牧之原市まちづくり協働ファシリテーター)


     会場からも質問を拾い上げながら、進められた対話は後半で興味深い内容になってきました。

    VFF2017-15

     特に興味を持ったものはひとつのテーマに対して、3つの表現を実践してみたアオナミさんの内容でした。

     アオナミさんは「ファシリテーション文具案内」というブログで日々、グラレコや文具の情報を提供しており、今回お話してくれた内容もこちらで披露してくれています。

  • ビジュアルファシリテーションフォーラムでお話をしました(ファシリテーション文具案内)

  •  ひとつのテーマを3つの表現で表したものを比較しています。

    1.文字ばかりの箇条書きスタイル

    2.関係性を図示したファシグラ

    3.イラスト力を発揮したキレイなグラレコ


     この中で特に伝わりやすいのは2だったと言います。これはファシリテーション・グラフィックと呼ばれ、グラレコがレコーディングという結果の記録を重視するよりも、中間のプロセスから何が導けるか?という点を重視した手法です。

     このフォーラムを通じてひとつの課題が見えてきました。

    「キレイなグラレコに憧れるのはヨシ。でもそれが目的になってはいけない。」

     ってことなんです。

     3番の例は「キレイ」ではあるものの、テーマの理解を促すならば2番目の方がふさわしいという結果でした。

     例えば議論の活性化を促すために参加者同士が描き加えるというシチュエーションにもキレイなグラレコにはハードルをあげてしまうというリスクも隠れています。

     「伝えること」のために文字だけでなく、ビジュアルも加えて表現していくのが本来の目的のはず。

    テキスト言語とビジュアル言語


     アオナミさんはこんなことを言っていました。

    「描く人はふつうの言葉とビジュアル言語のバイリンガルになるといいですね。」

     ふつうの言葉を文字が主体のテキスト言語と呼ぶならば、イラストや図をベースに表現することがビジュアル言語です。

     これらを使いこなすことで、伝えたいことが伝わる世界に変えていけるのです。

     これは日本語と英語ができるバイリンガルとはちょっと違います。この場合、DJを除き、どちらかの言語をつかえばコミュニケーションがとれるものです。必要に応じてどちらかのテキスト言語を使い分けることになります。

     一方、テキスト言語とビジュアル言語はどちらかを使い分けるものではなく、組み合わせることで相乗効果を得るものです。

     ビジュアル言語は文化を超えて、共通の理解を得ることが可能です。それが日本語だろうと、英語だろうと。

     そんなパワフルな言語なら、使わずにはいられないでしょう。

     こちらはグラフィックレコーダーの和波さんのキレイなグラレコの例です。今回の内容は左上の部分に描かれています。

    VFF-グラレコ5

     このようなイベントの記録を残す目的としては、キレイなグラレコの威力はものすごいです。

     クロージングの際に、各テーマセッションを通じてアウトプットされた12枚のパネルを見ると、圧巻でした。

     中間のプロセスを重視するならば、ファシグラを。

     結果の共有を重視するならば、グラレコを。

     必要なシチュエーションで使い分けられるバイリンガルが今後求められていくのだと思います。

  • Scheme661:目的に応じた手法を選択できるテキスト言語とビジュアル言語のバイリンガルをめざそう。
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