フィッシュボウルで対話を促進

 みなさんはフィッシュボウルってご存じですか? こんにちはAha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 フィッシュボウルとは、日本語にすると「金魚鉢」です。

 ここでは対話を深めるワークとしてのフィッシュボウルを紹介します。

 例えば10名の参加者がいたとします。

 内側に4つのイスで円をつくり、その外側に7つの円をつくります。

 内側の円が対話の場です。

 その対話の内容は外側の円に座っているひとにも伝わります。

 つまり、10名全員で対話が進められるという特徴があります。これが通常のサークルで行うと、円が大きくなってしまい、発言者同士の距離が遠くなって、対話が深まりません。

 今回の実践した結果をレポートしていきます。

  • Aha2!フューチャーセッション第2弾 〜学びから遊びを生みだすチャレンジ〜

  • 1.遊びから得られる学びとは?
    2.フィッシュボウルで対話を促進(本日の記事)
    3.プロアクションカフェから小さな一歩を


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     今日のスキーマです。

  • Scheme642:学びと遊びの共通点から、おとなとこどもの相違点が導かれる。これがフィッシュボウルの効果。

  • 第1弾のアウトプットからヒントをもらう


     1回目のレポートでは参加者の遊び(趣味)から得られる学びについて紹介しました。

     その後、次のテーマで対話を行いました。

    「学びと遊びの共通点は何か?」

     これは先月開催したフューチャーセッションで取りあげた内容でもあり、そのときのグループで発表してもらった内容もあわせて掲示してヒントとして活用させてもらいました。

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     さて、フィッシュボールのスタートはファシリテーターの私からこんな問いかけでスタートしました。

    「前回のフューチャーセッションで、学びと遊びの共通点は”子”という漢字にあるという面白いアイデアが出てきました。これについてどう感じますか?」

     以下、前回のレポートです。

  • Scheme639:学ぶと遊ぶの共通点は「子」。学ぶにも遊ぶにも子どもの心を大切にしよう。

  •  最初に内側の円に座っている参加者2名からはこんな対話が生まれてきました。

    「子どもから学ぶことって多いですよね。」

    「子育てで重要なことは”子どもに教えてはダメ”ってことが言われています。」

    「そうじゃないと子どもが主体的に学ばないから。」

    「あ、”教える”にも”子”が入ってますね。」


     ここで全員がびっくり! 気づかなかったです。

    問いの構図が入れ替わる瞬間


    「子どもの遊びってクリエイティブですよね。与えられたおもちゃや与えられたルールでは満足できない。」

     ここで新たなメンバーが内側の輪に加わりました。

    「大人の考える子どもの遊びは、おもちゃで遊んだり、鬼ごっこなど決まったルールで楽しむこと。つまり遊びとは与えられるものという考え。」

    「でも実際の子どもの遊びは違う。ルールは自分達で作っちゃうし、身の回りの物体はすべておもちゃだし。つまり遊びとはつくりだすもの。」


     なんだか大人と子どもの思考のギャップって大きいですよね。大人達はクリエイティブな思考をどこに置いてきてしまったのでしょうか。

     またひとり対話の輪に入ってきたひとが新たな視点をなげてくれました。

    「以前体験したマシュマロ・チャレンジというゲームが大人と子どもの特徴がよく現れていました。」

     そうなんです。このゲームでは18分以内にパスタ、ひも、テープを用いて自立する構造物をつくって一番てっぺんにマシュマロを載せるというもの。その高さを競います。

     大人のチームは一生懸命に成功戦略を考えて、残りわずかな時間で実行に移します。すると・・・。

    「あれー!!(涙)」

     という失敗を経験して、時間切れ。こちらの記事に優秀なエンジニアのチームが実践した結果を紹介しています。

  • Scheme600:チームワークに大切なものは幼稚園児達が持っていた。それはプロトタイプを作る力。

  •  一方、子どものチームは成功戦略なんて興味なし。興味があるのは「とにかくマシュマロを乗っけること」。

     まず乗っけてからどうやって自立できるかをあれこれトライ&エラーを繰り返します。そうすると徐々に高さが増していくのです。

     こちらにその成功事例を紹介しています。さきのレポートと比較してみると面白いです。

  • Scheme606:プロトタイプは失敗してこそ良いモノができる。失敗を恐れない子供からクリエイティビティは生まれる。

  •  第1弾では「学びと遊びの相違点、共通点」という問いでグループワークを行いましたが、今回は「学びと遊びの共通点は”子”」というメッセージから対話を広げた結果、たった10分のフィッシュボウルで、こんな構図に変わりました。

    「子どもと大人の考える遊びと学びの相違点」

    子ども:遊びはつくりだすもの。学びは経験を通じて得るもの。

    おとな:遊びは与えられるもの。学びは勉強して得るもの。

     こんなギャップがあるからこそ、親子ケンカは絶えないのかもしれません。

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    多ぁ望Map No.0283

  • Scheme642:学びと遊びの共通点から、おとなとこどもの相違点が導かれる。これがフィッシュボウルの効果。
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