記憶スケッチアカデミーから学ぶ

 「記憶スケッチアカデミー」ってご存じですか? こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 今回の「Aha2!グラフィック・コンフィデンス」にはサブタイトルがあります。

「Aha2!グラフィック・コンフィデンス〜グラレコへの自信を高める方法〜」

 「コンフィデンス」というタイトルをつけたねらいは、自信を高めるためなのです。

 2回目のレポートで紹介したサニー・ブラウン氏のTEDxトークでも語られています。

「こどもの頃は誰もがクリエイティビティを持っていた。けれども大人になるど、なぜかそれを失っている。」

 それを取り戻そうという取り組みが「クリエイティブ・コンフィデンス」です。そしてグラレコへの自信をつけるのが「グラフィック・コンフィデンス」なのです。

  • グラフィックレコーディング実践会 in 宇都宮 第1章

  • 1.クリエイティブ・コンフィデンス
    2.グラフィック・コンフィデンス
    3.レコーディング・コンフィデンス
    4.記憶スケッチアカデミーから学ぶ(本日の記事)
    5.パフォーマンス・グループ・グラレコ


    グラレコ実践会9

     そこで今回紹介するワークが、自信を高める有効な手段として体験してもらいました。




     ちょっと古い本ですが、ナンシー関さんという方が通信販売の雑誌に連載していたもので、それが書籍化されています。けっこう笑えます。

     この記事とは関係なくても、読んでもらいたい本です。

  • Scheme622:人間の記憶のでたらめさをさらして己の中にも存在する間抜けを認めて生きていこう。by ナンシー関

  • 記憶スケッチアカデミーとは?


     著者のナンシー関さんはすでに2002年に亡くなられていますが、未だに人の記憶の頼りなさを面白おかしく取りあげてくれたこの取り組みはホームページとして残っています。

     まずその意味をこちらのWebサイトから引用させていただきます。

  • 記憶スケッチアカデミー

  • 提示されたお題を記憶のみに頼って描いてみることを「記憶スケッチ」とし、その作品を愛でながらも「人間と記憶とは、そして絵心とは」などについて研究しているのが「記憶スケッチアカデミー」なのです。
     人間の記憶のでたらめさを白日の下にさらすことによって、己の中にも確実に存在する「間抜け」を不可抗力として認めて生きていこうという、すでに宗教の域まで達したと言ってもいい理念に基づき活動しています。
     このページは、全国から寄せられた「記憶スケッチ」珠玉の作品集です。症例とかカルテと言い換えてもいいかもしれません。カタログ雑誌「通販生活」(カタログハウス発行)誌上において、同誌読者を対象に投稿を募っているのですが、毎回期待を裏切らないハイクオリティーな病状が報告されており、嬉しい悲鳴をあげたりしています。
    記憶スケッチ・アカデミー理事長 ナンシー関

     Webサイトを見ると、お題を選択すればずらっと投稿者による絵が一覧できます。

     ただし・・・。

     なぜかお題とはかけ離れた作品が多いことに気づきます。

     なぜなら、それは記憶に頼っているから。

     記憶→観察→描く

     という動作をした結果が絵に表れていきます。ここで記憶から観察にいくときに情報が欠落していると、絵にならなくなってしまうのです。(本人は絵になっているつもりが多いのですが)

    スケッチと楽描きの違い


     ここでスケッチと楽描き(グラレコ)の違いを整理してみます。

    楽描きとスケッチの違い

     スケッチの場合は、描く対象物を決めたらそれをしっかりと観察し、それを描いていきます。絵を描くこと自体が目的となった動作です。

     一方、グラレコの場合は全く異なります。まず目的は何か情報、メッセージを伝えることです。文字に頼らずに。

     そして描きたいものが手元になかったり、あるいは現実にも存在しない場合もあるかも知れません。なので、記憶や想像に頼ることになります。

     そして頭の中に想い描けたものを観察し、デフォルメなどを加えてイラストに描いていきます。

     なので頭の中のイメージと手を動かしたときのイメージが一致できるか?がポイントです。

    グラレコ+記憶スケッチアカデミー


     このやり方をグラレコを用いてやってみました。

     ここでひとつ工夫を加えています。記憶スケッチアカデミーでは、次のようなお題が出てきます。

    「パンダ」
    「鉄腕アトム」
    「イルカ」


     でも「Aha2!グラフィック・コンフィデンス」ではこれだけでは済みません。次のようなお題にアレンジしてみました。

    「怒っているパンダ」
    「挫折した鉄腕アトム」
    「感動しているイルカ」


     「〇〇している□□」というように、お題の前に表情や行動を加えたイメージを描いてもらいました。

     冒頭の写真は「挫折した鉄腕アトム」の例です。

     なんか鉄腕アトムっぽいんですが違和感があります。

     そう、赤いマントが違うのです。鉄腕アトムはマントを持っていません。いや、持ってなくとも飛べるんです。

     おそらくパーマンとごっちゃになってしまったのでしょうか。

     次は「感動しているイルカ」の例です。

    グラレコ実践会8

     よーく見なくても、何かが足りないことがわかります。

     「ヒレ」がないんです!どうして描いているときに気づけなかったのでしょうか?

     そして最後のお題は参加者から出してもらいました。それは・・・。

    「地球に降りてきた火星人」

     なんと!火星人ですか??

    グラレコ実践会10

     みなさん、しっかりと描いてくれました。

     まる描いて「ちきゅう」はちょっと乱暴じゃないですか?

     さらに3人とも火星人が同じってどういうことでしょうか?みなさん、どんだけお会いしたことがあるのでしょうか?(そう書いている私も、同じだったりしたんですけど。)

     というわけで、大いに笑わせて頂きました。これが自信をつけるねらいでもあったのです。


     ナンシー関さんはこう言っておりました。

  • Scheme622:人間の記憶のでたらめさをさらして己の中にも存在する間抜けを認めて生きていこう。by ナンシー関
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