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立場を変えると見えてくる

 先日、組織活性化を目的としたワークショップが無事終了しました。こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 このワークショップには企画から参加し、昨年から継続的に開催してきたものです。

 ファシリテーターとして参加してきましたが、最終回は後輩に任せてサポート役にまわりました。

 ここで大きな気づきに出会うことができました。

 このプログラムの企画に携わってきた立場としてはワークショップの成功に責任を感じるもの。

 それがちょっとした足かせになっていたことがわかりました。

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(2005/07/26)
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 今日のスキーマです。

  • Scheme552:ファシリテーターを演じよう。自信を持ったフリが本当の自信をつけてくれる。

  • 議論の衝突、停滞の要因


     今回のワークショップでは、通常グループ編成は参加者にお任せするところですが、あえて企画側からキャラクターの合わなそうなパターンを設定。

     そうすると議論の衝突がより増えていきます。実際にそうなりました。

     議論の衝突の先に見えてくるものを期待したからです。

     今回学んだ議論のつまづくパターンを3つ紹介します。

    1.コップ半分の水

     まずはありたい自分を描くワークに入ったとします。あるひとが自分の理想像を語ったときに、それに対して意見を言えるひととそうでない人がいます。

     この両者は見ているものが同じでも、見ている角度が大きく異なります。どちらもコップに半分の水が入っている状態を見ていますが、前者は

    「半分も水が残っている。」

     と考えます。一方、後者は

    「半分しか水が残っていない。」

     と考えます。前者には満足感が、後者には不足感が表れています。

     今の自分にできてないとしても、めざすゴールに対して積極的に意見ができる。

     今の自分ができてないから、自分には意見する資格がないと考えて黙り込む。

     後者の方が現れたときは、自分のことはちょっと切り離して相手の理想像について対話を進めてもらってください。それが相手のためになるからです。

    2.できたとしたら?

     まずはよりよい未来を描くワークに入ったとします。

    「こんなことができたらすごいよね。」

    「まあそうだけど、うちの会社じゃ無理だよね。」

     どこにでもいる現実派のひと。よりよい未来を描くのに実現できるかどうかを議論するのはちょっと違います。

     できない理由を探すことよりも、その先にフォーカスを切り替えて欲しいです。

    「それができたとしたら、どんな状態になっていると思う?」

     こんな問いが、よりよい未来のイメージを膨らませてくれます。

     現実派のひとができない理由をあげたときは、こんな問いを投げてみましょう。

    3.話し手と聞き手ともう一役が必要

     今度は議論の衝突ではなくて議論をまとめるときのポイントです。

     グループワークのパターンを見ていると、その出来映えにどうしても差が出てきます。

     ・話し手
     ・聞き手
     ・受取手


     あるテーマで議論しているときに、それが盛り上がっても、まとまったカタチに残すことが重要です。それが出来てないグループには話し手と聞き手がどんどん入れ替わっても、まとめるひとがいないと議論が活性化されません。まとめる人のことを受取手と呼ぶことにします。

     受取手は聞くだけじゃなくて、聞いたことを紙の上に残すこと。ポストイットに残すこと。

     さらにはそれを分類したり、矢印を書き加えたりしながら議論の積み木を育てていく役目(つまりはファシリテーター)になります。

     これら3つの役目が交互に入れ替わるグループは、必ずすばらしい結果を披露してくれます。

    立場を変えると見えてくること


     今回はワークショップの成功を自分でコントロールすることを手放してみました。つまりは後輩のファシリテーターにお任せし、自分はサポート役に徹することにしました。

     後からファシリテーターを育てることって、こういうことなんだなと腑に落ちました。

     実際にファシリテーションをやらせてみること。

     最初はたどたどしく、進行につまづくこともあります。

     それが進行の妨げになる場合にはフォローをいれますが、そうでないときは介入せず。

     進行の妨げになった場合には参加者の空気が重たくなります。

     そのときは解説を加えるなどして手を打ち、その後の改善へのアドバイスを伝えます。

     例えばこんなことがありました。

    「至らないところもありますが、よろしくお願いします。」

     よくある謙遜の姿勢です。

     ここに対して、こんなアドバイスをしました。

    「自分が至らないかどうかの判断は、参加者に伝える必要はない。それよりもファシリテーターとしての自信を見せること。例えそれがなくてもあるように見せること。」

     後半、私の介入するタイミングはどんどんと減っていき、クロージングでは参加者から大きな拍手。

     実際に、ファシリテーターとしての成長と、参加者の変化を目の当たりにすることができました。

     本人はいつの間にか進行に対して自信がついてきたとのこと。

     こういう仲間をもっと増やしていきたいです。そのためにできることが見えたような気がした経験となりました。

     足かせを外せば、新たなことが見えてきます。

  • Scheme552:ファシリテーターを演じよう。自信を持ったフリが本当の自信をつけてくれる。
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