自信を持て!というアドバイス

 先日、仕事仲間から相談を受けました。こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 あるプレゼンで大きな失敗をしてしまったとのこと。

 相談とはこんな内容でした。

「どうしたら、自分に自信を持てるようになるでしょうか?」

 これについては状況をいろいろ伺ったら、ひとつの切り口を見つける事ができました。後ほど紹介します。

 今度はうちに帰ると、妻がこんなことを。

「試験の単位を落としちゃった。自信喪失。どうしたらあなたのように自信が持てるの?」

 どうやら相当、私には自信があるように見られているようです。

 この会話を通して見えてきたことがあります。それを書き残しておこうと思います。

なぜ本番でしくじるのか---プレッシャーに強い人と弱い人なぜ本番でしくじるのか---プレッシャーに強い人と弱い人
(2011/10/20)
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 今日のスキーマです。

  • Scheme548:課題はひとりでは気づけないもの。対話から理解と発見が生まれてくる。

  • 課題はどこにあるのか?


     最初の相談相手からはプレゼンでの失敗に対して、深く反省しているとのことでした。

     時間をかけて準備してきたことが表現できなかったということで、とても落ち込んでいる様子。

     ここで「自信を持て!」というアドバイスはなんの役にも立ちません。

     なんどか対話を続けていくうちに、どうやら課題はプレゼンの出来映えではないように思えてきました。

     最初のプレゼンターの出来映えがとても良かったので、その後に控えている自分の内容が不足しているように感じてとても焦ったとのこと。

     その結果、自分のイメージ通りのプレゼンが出来なかったということでした。

     ここでの課題は「焦って、自分の力が発揮できなかったこと」です。

     以前、よいプレゼンの定義をこちらで紹介しました。

    ワークショップ

  • Task97:「プレゼンスキル向上」ワークショップを開催する 10.03.28完了

  •  事前にイメージしたものと、実際に行ったもの、そして事後に振り返ったプレゼンが一致していることが良いプレゼンです。

     彼は自分の焦りのせいで、実際に行ったプレゼンにギャップが生じてしまったわけです。

     冒頭の本「なぜ本番でしくじるのか」ではこのような状況をチョークと呼んでいます。これは緊張して失敗してしまうことを意味します。

     このあと、今回のシチュエーションに合わせてデーモンワークを一緒にやってみました。

  • Scheme545:自分の嫌な面が出てくるのはデーモンのせい。それは実は自分の相棒である。

  •  まずは自分のデーモンと仲良くなること。

     これができると自分の焦りをある程度抑えることができるようになります。

     そうすることで、自分の自信をつかんでいけるんだと思います。

    挫折を知らないひと


     さて、もうひとつのエピソードは妻からの言葉でした。

     そういえば、こんな言葉も聞いたことがありました。

    「あなたは挫折を知らないひと。羨ましい人ね。」

     うーん、確かに思い出せない。でもこの言葉は言われても嬉しくありません。なんだか人生をそつなく過ごしてきたように聞こえてきます。

     でも人生のパートナーは、私の人生の谷も知っています。

     就職先で希望の部署に入れなかったとき。

     仕事のトラブルが重なって、どうにもならなくなったとき。

     今、考えるとどちらも私の人生にとって貴重なチャンスとなりました。

     だから私の過去の挫折リストには入っていません。

     苦い想い出は、都合の良い想い出に書き換えられていきます。

    「挫折を挫折って思ってないんだね。」

     という言葉で会話は一段落。

     そう。これが対話(ダイアログ)なんです。挫折を知らない理由がわかったような気がしました。

     「対話がなければ理解には至らない」という発見ができました。

     ひとりでは気づけないことがたくさんあります。人はそれぞれ違うから。

     大切なことはひとりで悩まないこと。

  • Scheme548:課題はひとりでは気づけないもの。対話から理解と発見が生まれてくる。
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