記憶の書き換えが原体験をつくる

 ワールド・カフェに関連した3回目のレポートです。こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 今回はワールド・カフェを通じて、見えてきた「原体験」について紹介したいと思います。

 「原体験」とは、ひとつの成功体験のようなもの。個人の成長にとっての原動力となる体験です。

 それはどうやったら得られるのでしょうか?

1.ワールド・カフェ効果を実感する
2.思考の枠は会話の質で決まる
3.記憶の書き換えが原体験をつくる(本日の記事)


折れない新人の育て方 (自分で動ける人材をつくる)折れない新人の育て方 (自分で動ける人材をつくる)
(2009/04/02)
船戸 孝重、徳山 求大 他

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 以前、こちらの記事で紹介したこの本が参考になりました。

  • Task129:価値実感体験を与える原体験の振り返りと疑似体験の提供により感動体質を創り出す。


  •  今日のスキーマです。

  • Scheme499:第三者のフィードバックが原体験を引き出す。辛い経験も時間と共に美化される。

  • 原体験はダイヤモンドの原石


     冒頭で紹介したように「原体験」は人の成長にとっての原動力となります。ならばたくさんの原体験を持っている人が強いです。

     自分にはそんな体験はあんまり持っていない。と思っている方がいるかもしれません。

     それは持っていないんじゃないんです。気づいてないだけなんです。

     だから原体験はダイヤモンドの原石のようなもの。

     過去の記憶をさかのぼって見ても、普通の石ころのカタチや色だったら、ダイヤモンドだってことに気づかないんです。

     それに気づくためには、第三者からのフィードバックがとっても重要となります。

    記憶は美化される


     以前こんなことも書いていました。成功体験と失敗体験に区別はありません。
  • Scheme221:成功体験と失敗体験の区別はない。違いはある瞬間の成果判断だけ。どちらも長い目で見ると成功体験だ。

  •  今回のグループダイアログの中で、見えてきたことはこれ。

    「記憶って、美化されていくよね。」

     例えば、仕事でトラブルが重なってどうにもならなかったとき。

     あのときはトラブルを潰し込むことで必死になってた。これが後から「原体験」となるなんて思っても見なかったはず。

     でもそれを乗り越えたとき、かつてないチームワークができあがっていたんです。あるとき当時の後輩からこんな一言をもらいました。

    「あのときのグループは一気に強くなれました。今でも最高のチームだったと思います。」

     あんなに辛かったはずの体験も、時間が経つと、ひとつの成功体験に変わっているんです。

     過去の記憶が誰かの一言によって、書き換えられるんです。

     そうすることで、ただの石ころに見えた記憶が、ダイヤモンドだってことに気づけるのです。

     それが原体験です。

     誰かの眠っている原体験を引き出すのは、あなたの一言かもしれません。

  • Scheme499:第三者のフィードバックが原体験を引き出す。辛い経験も時間と共に美化される。
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