ワールド・カフェ効果を実感する

 ワールド・カフェってご存じですか?こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 先日、ワールド・カフェを体験してきました。

 この本を読んだこともあったし、何度かイベントで経験したこともありました。

 だけど、本当の意味を理解してなかったことに気づきました。

 そんな経験を紹介したいと思います。

1.ワールド・カフェ効果を実感する(本日の記事)
2.思考の枠は会話の質で決まる
3.記憶の書き換えが原体験をつくる


 今回は「会議革命」と称して活動を開始したイベントになります。

 これから面白くなりそうです。

ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~
(2007/09/28)
アニータ ブラウン / デイビッド アイザックス / ワールド・カフェ・コミュニティ

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会議革命1

 今回の会場はここです(すみません建物は映ってませんが)。会社からは離れたオフサイトミーティング。

 いつもと違った環境が刺激を与えてくれます。桜が満開のすばらしい機会に恵まれました。

 今日のスキーマです。

  • Scheme497:少人数の議論の深さを大人数で実現する手段がワールド・カフェ。それは会話の質を向上させる技である。
  • 会議革命がはじまった


     以前、こちらの本を紹介しました。

    たった1日でチームを大変革する会議たった1日でチームを大変革する会議
    (2012/04/04)
    永井祐介

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  • Scheme375:人が一瞬にして変わる瞬間とは、自らなにかを作り出したとき。 by 永井 祐介

  •  私が「すごい会議」を学んだ経緯がまえがきで紹介されています。

     これを経験してから、社内での会議の効率化に取り組んできました。

     しかし、ひとつの部署だけで実践していてもその影響はなかなか拡がっていきません。

     そんな悩みを抱えていたら、全く違う部署から

    「会議革命をしよう!」

     という声があがってきました。そこで私の経験も交えて企画に協力させていただきました。

    会議革命3

     オープニングで紹介したのがこの本でした。彼らのノウハウと私が学んだ経験を合体して「会議革命」を起こす取り組みがスタートしたのです。

     ポストイットに書いてあるのはアイスブレークのときに宣言した「今日の得たい成果」です。

     ワールド・カフェは何度か経験したことがありましたが、その効果について全然わかっていませんでした。

     席替えするだけがワールドカフェじゃないんです。

    ワールド・カフェの7つの原理


     冒頭で紹介した本では、次のような7つの原理が紹介されています。

    1.コンテクストを設定する

     コンテクストとは、会議の器のようなもの。目的だったり、参加者の選出だったり、その進行プログラムだったり。企画側が準備するものです。
     今回は2つの目的で開催しました。それは「新たな会議スタイルを学ぶ」と「コミュニケーション」というテーマ。

    2.もてなしの空間を創造する

     普段、仕事している会議室で、すばらしい創造的なアイデアが生まれるでしょうか?

     実は、今回のダイアログの中で重要なキーワードが出てきました。それは「異なる環境で刺激をうけること」です。

     それがもてなしの空間の意味。

     今回は桜が満開の美しい形式が一望できる大きな会議室で開催しました。

    3.大切な質問を探求する

     ワールドカフェでは3つのラウンドで会議を進めていきます。それぞれのラウンドでテーマに沿った質問が用意されます。視点を拡げる質問を企画側が用意することがポイントです。

    4.全員の貢献を促す

     ラウンド2ではテーブルホストと呼ばれるリーダーをひとり残して、他のメンバーは別々のグループに移動します。

     この席替えによって、グループごとの議論した内容が伝わっていきます。

     各テーブルは3〜5名という少人数で構成するため、意見を言わないひとが現れません。

    5.多様な視点を他花受粉させて、つなげる

     そしてラウンド3で元のメンバーに戻り、テーマの深掘りを進めます。それによって全員のつながりが生まれてきます。

    6.パターン、洞察、深い質問に共に耳を澄ます

     議論を進める上で、常に意識したいことが「なぜそう思うのか?」「なぜそう感じたのか?」という問です。

     この問が、深い意味を浮き彫りにしてくれます。普段つかっている言葉が、如何に浅いかを痛感させられます。

    7.集合的な発見を収穫し、共有する

     浮き彫りにされた意味をまとめることで、すばらしい気づきが見えてきます。

     そして、グループごとに結果をシェアしたときに、驚きが生まれます。

    ワールド・カフェ効果


     ここからは今回の経験から得られたワールド・カフェの効果を3つ紹介します。

    1.キーワードが全グループへ旅をする

     テーブルを移動することで、すべてのグループに自分の意見が伝播していきます。自分の書いたポストイットが他のグループでまとめに使われていたり、あるいは自分がいなかったグループなのに、一緒にいたひとによって自分の意見が伝わっていたりすると嬉しいものです。

    2.全グループの結論が近づく

     自分の意見が全グループに伝わっていくことによって、議論の方向性にも影響していきます。

     つまり、個別のグループだけが議論した場合に比べて、収束する方向も近づいていきます。

    3.みんなで議論したような結果が得られる

     小グループで議論することで、議論が深まります。一方、大人数で議論するとなかなか議論が深まりません。

     しかし、このワールドカフェ形式をとると小グループの深い議論が、他のグループにも影響を与えるため全員で議論したような感覚になっていきます。ここが最大の効果であり、驚きの理由でもあります。

     これらの効果を次のような2軸に整理してみました。

    ワールドカフェの4象限

     横軸が議論する人数、縦軸が議論の深さを示します。

     図に示す矢印の方向が「会議革命」の取り組みとなります。

     小グループの議論の深さと、大人数での議論を両立させる方法が、このワールドカフェだったんです。

     今回は「コミュニケーション」に関連するテーマだったこともあって、このような気づきが見えてきました。

     これもワールド・カフェから出てきた成果の1つです。

    会議革命2

     この会議革命が、新たなワールド・カフェを生みだしていく予定です。

     すばらしい取り組みに参加させてもらい、ありがとうござまいした。

  • Scheme497:少人数の議論の深さを大人数で実現する手段がワールド・カフェ。それは会話の質を向上させる技である。
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