Aha2ファシリテーションのねらい

 今回は久々に朝カフェのレポートです。こんにちは、Aha2ファシリテーターの多ぁ望です。

 なぜか、全脳思考レポートの5回シリーズのひとつとして書いていきます。

 なぜなら、この朝カフェでのプレゼンターをつとめてから、全脳思考イントロ講座へつながっていったからです。

 どうせ楽しむなら一緒にしちゃおうという気持ちでした。

 朝カフェのテーマはこちら。

「Aha2 ファシリテーション」

 今回はこの企画のねらいについて紹介します。

1.全脳思考イントロ講座で涙する
2.チームETOの描くPhase2のストーリー
3.Aha2ファシリテーションのねらい(本日の記事)
4.Aha2ファシリテーションの結果
5.ファシリテーションの可能性に懸ける


 今回の朝カフェでは「ファシリテーション」というスキルについて学ぶ場を作ってみました。それはゲームを体験して楽しみながら学ぶ場です。

 こちらは2月に学生さん向けに行った「砂漠からの脱出ゲーム」の様子をレポートしています。今回はさらにアレンジして難易度を上げることで、朝カフェにトルネードを巻き起こしてみました。

  • Scheme484:ファシリテーターは合意をめざす役割。多数決では議論を方向付けることはできるが、感情を方向付けることはできない。

  •  朝カフェ史上、最大の危機か?

    Aha2ファシリテーションポスター

     こちらの本からひとつアイデアをいただきました。それは「フィッシュボール」。

    ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲームゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム
    (2011/08/20)
    Dave Gray、Sunni Brown 他

    商品詳細を見る

     今日のタスク宣言です。

  • Try413:フィッシュボールテクニックで、議論を観察しよう。トルネードが起こるほど、気づきが増えてくるもの。

  • Aha2ファシリテーションのねらい


     Aha2はなんて読むのでしょうか?

    Aha(アハ!):なるほど!そうか!という気づき

    Ahaha(アハハ!):アハハ、楽しい!というワクワク感


     これらを引き出しながら楽しんで学んでいこうという企画です。

     そしてもう一つサブタイトルをつけました。それは「〜二人の自分と向き合おう〜」です。

    実践する自分:ゲームを実践する自分

    観察する自分:ちょっと離れて自分の行動や感情を俯瞰する自分


     普段、自分の行動や感情って思いのまま動いているため、あまり振り返ることって少ないと思います。今回はあえて、観察する自分に注目してもらって、議論の最中に起こる感情の変化に注目してもらいました。

    砂漠からの脱出ゲーム上級編


     最初にリーダー役を設定し、それを裏切るという混乱を起こすタフなワークを実践してみました。朝カフェ史上、最大の危機に陥ったかもしれません。

    1. オープニングエピソード


     オープニングでは、ちょっとしたファシリテーションに関するエピソードを二つ紹介しました。ひとつ目は認知度の低さ。

     先日、社内でマネジメントの研修がありました。

     そこで「ファシリテーション」を学んだことがある人は?という講師の質問に対して、参加者20名の中で手をあげたのは私だけでした。それだけ認知度が低いのが現状です。

     そしてもうひとつは海外のドラマ「LOST」を紹介。こんな内容です。

    シドニー発ロサンゼルス行きオーシャニック815便が南洋の島に墜落。
    48人の生存者は救助隊が来ると楽観視しているが夜になると怪奇現象が起き生存者は怯える。わずかな食料と水が原因で生存者の間にトラブルが起きたためやむなくジャングルに入っていくとシロクマが出てくるなど不可思議な事が多い。
    生存者には優秀な医者で皆を助けたことでヒーローとしリーダーとなったジャックがおり、仲間とともになぞに挑んでいく。

     これが今回の「砂漠からの脱出ゲーム」に極めてシチュエーションが近いわけです。主人公のジャックは、自ら手をあげてリーダーを名乗ったわけではありません。仕事での会議なども、そういうもの。

    2. リーダーを選出する


     まず最初に各グループからリーダーを選出してもらいました。ファシリテーションのスキルが高そうな人、リーダーとして頼りになりそうなひと。

    3. 個人ワーク


     個人ワークでは、お題のアイテムの優先順位を自分の考えでランキングを決めてもらいます。その間に選出されたリーダーには、個人ワークには参加せずに、進行方法について説明します。リーダーにはこの後のグループ討議に参加せずに議論を観察し、方向性が動いたポイントを記録する役目を引き受けてもらいました。

    議論の方向が変わったポイント
    議論が停滞したポイント
    議論のズレが発生したポイント
    議論のズレが解消されたポイント


     それぞれについて誰が、どんな発言によって議論の方向が変わったのかを記録してもらいます。

    4. グループ討議の前半


     前半は、こんなメッセージでスタートします。

    「リーダーがケガをした!」

     せっかく頼りになりそうな人を選んだのに…
     いきなり混乱します。そこからスタート。
     リーダーは危篤状態。あなたの呼びかけにも答えられません。

     そんな状態で、アイテムの優先順位を議論してもらいます。

    5. グループ討議の後半


     グループ討議の中間地点で、一度中断してもらいます。

    「リーダーが回復した!」

     ここでチェック。
     以下の質問に応えられるか?

    Aha2ファシリテーションの質問

    今のリーダーはだれか?
    チームの目標は何か?
    前提条件のズレはないか?
    目標が達成できなかった時はどうするか?


     こんな視点も加えて、最初のリーダーからフィードバックをもらいます。

     さらにここからアイテムが3つ追加されます。議論して見えてきた順位に、さらに混乱を引き起こします。

     ここからは最初のリーダーも討議に混ざります。
     さて、あなたのチームでは、今までのリーダーがリードするのか?あるいは回復したリーダーにバトンタッチするのか?

    6.結果の集計と振り返り


     グループでアイテムの順番を決定したら、それが模範解答にどれだけ近いのかを集計します。それによってそのチームの生存確立が決まります。

     また議論の中で、自分がイラっとしたり、言いたいことが伝わらなかったり、議論の方向が揃った時の安心感だったり、どんなシチュエーションで、どんな感情を持ったのかをシェアしてもらいます。これが二人の自分に向き合うこと。

     普段はそんな感情に目を向けず、実践する自分だけで、突っ走っていると思います。そこでちょっと観察する自分に向き合うと、なぜ自分がそういう行動を取るのかが見えてきます。
     それが見えると、相手がなぜそんなことを言うのかも見えてきます。それがわかると、進むべき道がわかってきます。それを指し示すのがファシリテーターの役割なんです。

     これが冒頭のゲーミフィケーションに出てくる「フィッシュボール」というテクニックです。金魚鉢の金魚を観察するように議論のポイントや、自分の言動、感情などに注目してフィードバックをもらいます。以下引用です。

    オブザーバーとプレイヤー(会話するひと)にわかれて、議論してもらう。オブザーバーは議論の行く末をメモ。ひとは話すことには慣れていても、会話を観察したり、観察した結果を説明したりすることにはあまり慣れていません。このゲームの目的はサビついてしまった能力を呼び覚ますこと。

     こんなステップを経て、朝カフェではたった1時間の中でトルネードが巻き起こりました。

     次回は、このAha2ファシリテーションの結果についてレポートします。

     今日のトライ宣言です。

  • Try413:フィッシュボールテクニックで、議論を観察しよう。トルネードが起こるほど、気づきが増えてくるもの。
  • 関連記事

    テーマ: 資格・スキルアップ・仕事 | ジャンル: ビジネス

    Aha2ファシリテーションの結果 | Home | チームETOの描くPhase2のストーリー

    コメント

    コメントの投稿


     管理者にだけ表示を許可する