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感動するストーリーとは何か?

 前回にひきつづき、Macintosh30周年の話題です。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 今日は「感動するストーリーとは何か?」というテーマで書いていこうと思います。

 前回紹介したこの映像。

 AppleのMacitosh30周年を記念したWebサイトが今年の1月24日よりスタートしています。

  • 30年と1日で作った物語。

  • Macintosh30周年1

    「30年前、AppleはMacintoshを発表。テクノロジーを、人々の手に届けることを約束した。」

     Webサイトには二つの動画のリンクがあります。「2014.1.24を見る」というリンクに加えて、制作の舞台裏を紹介する映像があります。こちらです。

  • 制作の舞台裏をビデオで見る

  •  これを見て、おお!って思ったことがあります。さらに感動してしまいました。

     そうか、感動するってそういうことだったのかという気づきを残しておきたいと思います。

     今日のスキーマです。

  • Scheme493:感動するストーリーには、それを際だたせる裏のストーリーがある。

  • 映像から抜け漏れるフィルター


     私達は、特撮やCGによる映画に慣れ親しんでいることで、映像から訴えることを取りこぼしてきているんじゃないかと思いました。

     映像がストレートに伝えようとしている内容も、どこかで「作りもの」という思いが浮かんでしまいます。

     今回のAppleの30周年記念の映像を見たときもそうだったんです。

    2014年1月24日。

    30年前、AppleはMacintoshを発表。テクノロジーを、人々の手に届けることを約束した。

    ロボット義手で生卵を割るシーン。
    大学の授業で学生がMacBookを開くシーン。
    子供達がiPadでプログラミングをしているシーン。
    衣装デザインをMacで行っているシーン。
    複数のドローンを腕の動きで操作するシーン。
    ライブで音楽をミックスしているシーン。
    オーケストラを録音しているシーン。

    すべてをiPhoneで、一日で撮影。

    Happy birthday ,Mac.

    Macintosh30周年2

     あの映像には、こんなメッセージがこめられていました。特にこの部分。

    「すべてをiPhoneで、一日で撮影。」

     ふーん・・・。これが最初の感覚。正直に言うと、「一日で撮影」という意味がよくわかりませんでした。

     どこかに「あんなすごい映像を一日で撮影できるわけない。映画のようにつないで作ったんだろう。」という思いがあったのかもしれません。そんなフィルターを誰もが持っているものです。

    瞬間の本質とは何か?


     そして制作の舞台裏を見てみると・・・。そいういことだったのか!!という衝撃が。

    撮影日数:1日
    撮影場所:世界で15箇所
    撮影したストーリー:45本
    撮影に使ったiPhone:100台
    映像の時間:70時間
    チームが使ったiPad:46台
    制作に使ったMac:86台

     というわけで、2014年1月24日に世界で15カ所にチームを派遣し、100台のiPhoneをつかって1日のうちにすべて撮影されたものだったのです。

     舞台裏の映像の中ではこんな言葉が出てきました。

    「瞬間の本質を捉えること。
      そしてそれが真実のままデバイスを通して見えてくるということ。
        それが本当にすばらしいこと。」


     瞬間の本質とはどんなことなのでしょうか。

     30年前に約束した「テクノロジーを、人々の手に届けること」。

     その意味をAppleが、今できる最大限のこととして表現した映像なんだと思います。それが距離を超えて、リアルタイムで瞬間を捉えること。

    表のストーリーは、裏のストーリーによって厚みを増す


     ひとつのストーリーが心を動かすこと。仕事におけるプレゼンテーションや、誰かに伝えたいことも、ストーリーから成り立ちます。

     でも伝えることは常に表のストーリー。

     その裏に隠れている背景が表のストーリーを浮き彫りにします。魅力を増します。

     自分が伝えようとするストーリーであれば、その背景によって自信がついたりします。

     だから裏のストーリーも大切なんです。

     前回紹介した最強のチームによるプレゼンテーションもそうでした。そのチームが努力してきた背景は誰にも負けない。そんな裏のストーリーが、表のストーリーに自信をつけてくれます。だから

    「うちが、一番でしょう!」

     という言葉が出てきたんだと思います。感動するストーリーには、そのストーリーを際だたせる裏のストーリーがあるのです。

  • Scheme493:感動するストーリーには、それを際だたせる裏のストーリーがある。
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