脳の入力と出力のサイクルを回そう

 最近、いろんな分野で活躍している脳科学者の茂木先生。ついに100万部を突破したベストセラーがこれです。(脳を活かす勉強法とあわせて)
 この本を読むと、茂木先生の仕事のテクニックがわかります。そして、先生が学生の頃に苦労して、どうやって現在の地位にたどり着いたのか垣間見ることができました。

茂木健一郎の極意:「脳の入力と出力のサイクルを回す」

茂木健一郎のポリシー:「ダイナミックレンジの広い人間になる」


脳を活かす仕事術脳を活かす仕事術
(2008/09/10)
茂木 健一郎

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 もはや茂木先生は「脳科学者」という肩書きを越えていますね。本書からたくさんの学ぶべき仕事術が紹介されています。そんな中で私が注目したものは。

<脳を活かす仕事術のトピック>
1.脳の入力と出力のサイクルを回す


 脳の入力と出力のサイクルを回すのが極意とありました。脳内では感覚系と運動系が直接つながってないそうです。実際に出力して、入力しないと仕事がうまくいったのか判断することもできないとありました。まずは行動に移し、何か形にしてみよということです。さらには自分の行動を記録にとり、自らチェックすることでその善し悪しが客観的にわかるとあります。

そういえばスキーの上達のために自分のビデオを見たりしたことを思い出しました。自分がどんなフォームで滑っているのかチェックしないと、どう改善していいのかもわかりません。仕事術に関しても同じことですね。

2.ブログは究極の背伸びマシン
 茂木先生は「クオリア日記」というブログを毎日更新しています。かならず翌朝に記事を書くそうです。超「超」整理法の野口先生も同じことを書いていましたが、寝ている間に情報が整理されるからとのこと。
 ブログも出力のひとつです。ブログを書くことは、究極の背伸びマシンだと。つまりブログで公に「自分は何をする!」と書いてしまうことによって、自らの行動に変化を起こす効果があると。

 同感です。まさにそのために、わたしはTry宣言をここに書いているのです。書いてしまうと、あとで、出来ませんでしたと書きたくないじゃないですか。だから実践する。またコメントなど応援メッセージをもらったりすると、それだけでうれしくなって行動が続くといった効果もあります。これからも背伸びしちゃいましょう。

3.脳は長いスパンで目標を覚えているようにはできていない。
 遠い目標よりも近い目標、スケジュールを優先させる傾向にある。締め切りを守れない人は長期目標設定に気がとられ、直前のタスクをおろそかにしてしまうことに起因するそうです。よって、近いスパンでの細かいタスクに分解していくことが、目標達成のコツということです。

 やっぱりそうですよね。脳ってすぐ忘れちゃいますからね。頼りないです。だから、短いスパンのタスクをリスト化すること、そして目標は常に見えるところに文字で貼っておくこと。これをやらないと目標と言えません。

4.セレンディピティ(偶然に出会う能力)

 この言葉けっこう気に入っています。以前の脳整理法にも出てきていました。行動、気づき、受容の3つの要素があって初めて、偶然を自分のチャンスとしてつかむことができるというものです。チャンスは向こうからやってくるものではありません。自分でつかむものなんです。

5.脳は相手のよいところを吸収する
 脳にはミラーニューロンという神経細胞があって、他人の振るまいを自分のものにしようとする傾向があるそうです。家族が似ることもこの細胞によるものだそうです。逆に人の悪いとこばかり気にしていると、それが自分に移ってしまうこともあるらしい。

 なるほど。人の良いところに着目しましょう。気に入らないところは置いといて。気に入ったところは真似してみれば、気づくと自分の振る舞いになっているかもしれませんね。

6.ダイナミックレンジの広い人間でありたい
 茂木先生が現在いろんなメディアで活躍していることは、彼のポリシーから実現した結果のようです。「ダイナミックレンジ」とは自分の専門分野以外にも幅広く情報を収集する範囲を持つということです。脳科学者という枠にとらわれることなく、幅広い分野で仕事をしたいと常に考えている結果だそうです。

 確かに、「専門バカ」という言葉がありますが、自分の専門分野だけに能力があっても成長できませんよね。私もビジネス書から自分の専門外の分野での知識の収集を継続的にやっていきたいと思っています。

 以前、脳整理法という本を読んだときはかなり読みづらい印象を持ちましたが、今回は仕事術というタイトルにふさわしく、茂木先生の実践してきたテクニック紹介といった印象を持ちました。脳の仕組みも随所に紹介があり、非常によみやすい内容となっています。

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