ついになくなった解像度の概念

 3回目のテーマは「解像度」です。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 以前にもこんな記事を書きました。

  • Try359:等価解像度が今後のIT製品の価値を決める。比較できない数値は基準を設定して並べてみよう。

  •  かつてハイビジョンTVが注目されて、FullスペックHDという言葉が流行りました。それによって40インチを超える大型TVが普及。

     現在は次のオリンピック需要に向けて4kテレビが注目されています。

     これは60インチ相当をベースとしたハイビジョンの解像度です。

     そしてAppleはRetinaディスプレイという言葉で、人の網膜の解像度に匹敵するものを商品化してきました。

     これはそれ以上の解像度で人には認識できないレベルのもの。つまり解像度競争の上限に達してしまったというわけです。

    1.MacBook13inchの5年間を振り返る
    2.ライフスタイルが次の選択を変える
    3.ついになくなった解像度の概念(本日の記事)


    AirPlay HD-TV

     今日のスキーマです。

  • Scheme480:既に解像度の概念がなくなった時代に突入している。4k、8kテレビに新たな時代はくるのか?

  • ついになくなった解像度の概念


     そんな解像度の概念をついに、AppleはMacの設定画面からなくしてしまいました。

    最適(Retina)=1440×900dotの表示エリア
     まずMacBookPro15inchの標準解像度の画面を紹介します。
    MacBookPro15inch-1440

     これが最適(Retina)という標準の解像度です。ディスプレイの設定画面に**dotという表示がなくなってしまいました。

     表示ドットとしては1440×900dot。ただしRetinaディスプレイなので実際には2倍の解像度で表示されています。

    スペース拡大=1920×1200dotの表示エリア
     次に、設定メニューから選択できる「スペースを拡大」というモード。これは疑似解像度1920×1200dotと呼ばれるもの。

     実際には2880×1800dotを活用しながら1920×1200dotを再現しているので、従来の液晶ディスプレイでは滲んで使い物にならなかった手法です。

     でもベース解像度が高いため、滲むこともなく普通につかえることがわかります。表示エリアはFullスペックHDと同じ。

    MacBookPro15inch-1920


     ならば2880×1800dotを普通につかったらどうなるのか?やってみたくなりますよね。

    QuickRes=2880×1800dotの表示エリア
     実は、Appleの標準メニューからは選択ができないモードです。言い換えれば、そんな状態で使うヤツはいないだろうという判断だと思います。

     そこでこんなフリーソフトを使うと、それが再現できちゃいます。

  • QuickRes Free

  •  これをインストールすれば、メニューバーから好みの解像度を選択することができます。

     それがこの画面です。

    MacBookPro15inch-2880

     通常のWebサイトが2ページ縦に表示できるサイズです。その大きさ感は感動的でした。

     ただし、当然ながら文字も一気に小さくなります。

     さすがにこの状態で常に使う人はないかもしれません。目がショボショボしてきます。

     残念ながらQuickResを使うと、最大解像度は一時的に効力を発揮すると思いますが、それ以外の解像度を選んでもRetina化されないので標準メニューから選ぶ解像度よりも滲んで残念な状態になります。

     というわけで、ついに解像度が**dotというような表現はこの先、忘れ去られていくのだと思います。

     ちょっと寂しいような気もするのは、時代遅れなのでしょうか。

    等価解像度とハイビジョンTVのゆくすえ


     冒頭で紹介した解像度に関する記事をもう一度、アップデートしてみました。

    レティナディスプレイと等価解像度

     等価解像度とはiPhone4以降採用されている300ppiを超えるRetinaディスプレイを基準にして、距離係数をかけた値で比較したものです。画面ではppilと表示しました。

     距離係数をかけると、現在私達が使っているFullスペックHDも等価解像度はiPhoneのRetinaディスプレイに匹敵します。

     さて、この先の4kとか8kのスーパーハイビジョンTVはどれだけ普及するのでしょうか?

     もしかしたら、今の価値観では不要と思っていても、常識はかわっていくのかもしれません。

     あるいは解像度を求める時代はすでに終わっているとすれば、TV業界はさらに苦戦を強いられるのかも。

     あなたはどちらを想像しますか?

  • Scheme480:既に解像度の概念がなくなった時代に突入している。4k、8kテレビに新たな時代はくるのか?
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