あのときの涙は、なんだったんだろう?

 今日はちょっとしんみりとした話題を提供します。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 あるイベントに参加するよう仕事として依頼がきました。それは同じ業界のエンジニアが集い、本来、ライバル関係にあるはずの社会人がともにコミュニケーションを取ろうという企画です。

 100人くらい集まるということで、楽しみにしていました。

 会場では、その参加者の所属と簡単な自己紹介が一覧表として掲示されていました。

「あ!!あいつだ!」

 どんなひとが集まってきているのか、ながめていたら目に飛び込んできた名前がありました。

 それは私が転職する前に、一緒に仕事をしてきた同僚の名前でした。

 そんな偶然の再会から、当時の転職に踏み切った頃の記憶がよみがえってきました。

「あのときの涙は、なんだったんだろう?」

 今日はそんな16年前のエピソードを紹介したいと思います。ちょっとこの本にからめて。
No.592

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
(2013/11/01)
堀江 貴文

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 今日のスキーマです。

  • Scheme467:失敗は怖くない。僕らにできる失敗なんてたかが知れてる。ゼロに戻るだけ。by 堀江 貴文

  • 想いを伝えていない面接


     私の大学での就職活動はあまり努力した経験がなく、学校推薦という甘いシステムに乗っかってある会社の集団面接を受けたのでした。

     大きな部屋には技術系と人事系の面接官がいて、そして面接される側は確か15名以上いたと思います。

     端から順番に志望動機を言わされました。

    「御社の将来性と、環境対策に力をいれており、さらに独創的な商品開発に貢献したいと考えて選びました。」

     前日に、就活の本を読んで考えたようなフレーズを誰もが言っていました。特にコイツはすげ〜という人は皆無。

     手応えのない面接が終わり、忘れた頃に内定通知が届き、そして入社1ヶ月前くらいに配属先の連絡が届きました。

      そこには会社案内でも見たことのない事業所が書かれており、自分の希望が通らなかったことにガックシ来たことを覚えています。

    「やめてやる…」

     そう。入社してもいないときから、こんなことを考えていました。

     そんな気持ちで入社し、なんとか1年が過ぎようとしていました。そんなときに新聞の広告に目がとまります。

    「これにかけてみるか!」

     そう、思い立って行動を開始。それが現在の会社の中途採用案内だったのです。

     一緒に頑張ってきた仲間には申し訳なかったけど、自分の想いを貫くために突き進みました。

     入社してからちょうど1年が経ち、転職するならば5月のGWが移るチャンスと考えた僕は先方の合否の連絡が来る前に辞表を提出してしまいました。

     採用試験に自信があったわけではないけど、後に引けないことはわかっていたし。だからやめたのでした。

     当然、様々なひとから引き止めにあいました。所属するグループ長からは、

    「自分の権限で希望の職場へ異動させてやるから、もうちょっとがんばってみないか?」

     そんなことすぐに叶うわけはないことくらいわかっていました。

    願えば叶う


     願えば叶う。これは引き寄せの法則とも呼ばれる原則です。

     誰かに頼らずに、自ら決断し、行動すること。それを学んだのがこの転職の経験でした。

     あの集団面接は自らの決断ではなかったと思っています。学校推薦という甘い汁を吸って、周りに合わせて流されていただけ。

     それでは望む方向は引き寄せられない。なぜなら自分の想いを伝えてなかったからです。

    「お前は何か違うと思っていた。」

     この言葉は忘れられない。

     前職の送別会の時に上司が僕に対して言ってくれた言葉です。

    「配属されたときからお前は本気を出してない。もっとやれるはずだと思っていた。」

    「何か別のものを目指しているように感じていた。」


     その通りでした。何しろ、入社してもないのにやめようと思ってたんだから。

     その後は、涙が止まらなくなったんです。

     あの時の涙は何だったのだろうか?

      後悔?

      感動?

      心の奥を見透かされていたから?


     しっくり当てはまる言葉が見当たらない。たぶん、

      嬉しかったんだと思います。そこまで自分のことを見てくれていたんだと。

     あのときの上司のように僕は部下の相談を受け止めることができるのだろうか。

     そんな疑問が沸いてきました。

     そして今、想いを伝えた面接のおかげか、やりたい仕事に就いている。そんな人生に感謝です。それが願えば叶うってことです。

     冒頭で紹介した本で、ホリエモンはこんな言葉を書いていました。

    「失敗は怖くない。僕らにできる失敗なんてたかが知れてる。ゼロに戻るだけ。」

     この言葉は説得力がありました。彼の経験と比較して、僕らはどんな失敗を恐れているんだろうか?と考えさせられました。

     今思えば、僕の就職は失敗だったかもしれないけど、それがあってこそ、今の自分があるんだと。

  • Scheme467:失敗は怖くない。僕らにできる失敗なんてたかが知れてる。ゼロに戻るだけ。by 堀江 貴文
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