チャンネルを合わせよう!

 今日もSixThinkingHatsについて書こうと思います。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 前回紹介した「6つの帽子と並列思考」について、ちょっと違った説明を加えたいと思います。

 前回のトライ宣言はこれでした。

  • Try401:並列思考(パラレルシンキング)を会議に活用しよう。SixThinkingHatsが参加者に並列した視点を与えてくれる。

  •  6つの帽子とは、それぞれの色のイメージに合った視点を与えてくれる会議手法です。

     それは俯瞰だったり、事実、感情、積極、創造、消極など。

     これを会議においてスムーズにガイドするためにどうすればよいかを考えていました。

     そこで思いついたキーワードがこれ。

    チャンネル

     です。

     今日はこちらの本から一部引用します。

    アイデア会議アイデア会議
    (2006/10/27)
    加藤 昌治

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     今日のスキーマです。

  • Scheme457:会議はプロセスに応じたチャンネルに合わせることが重要である。SixThinkingHatsのチャンネルボードを活用しよう。

  • チャンネルというメタファー


     どうして「チャンネル」というキーワードを思いついたかというと、テレビのチャンネルのイメージなんです。

     ラジオも同じですが、チャンネルとはある定まった値の周波数に合わせることで、その放送局の音声や画像が受信できるわけです。それをチャンネルと呼びます。

     周波数を変更することで、異なるチャンネルの放送を受信することが可能です。

     会議においては、個々の発言の意識を揃えることがポイントです。

     ところが、そう簡単に参加者の意識を揃えるのは難しいですよね。この意識こそ、周波数なんです。

     ある人は、根拠もなく突拍子もないアイデアをいってみたり、ある人は理論ずくめで具体的な意見が出てこない。ある人は誰かのアイデアを批判するばかり。

     そういう場を仕切るのがファシリテーターの役割。

     でもそれがチーム全員によって、方向付けられたらすごいチームになれるはず。

     だから

    「チャンネルを合わせよう!」

     と呼びかけたいんです。それが「チャンネル」のメタファーの意味です。

    会議の進捗に応じたチャンネルが必要


     会議で特に重要なことは、発散と収束のプロセスを混同しないことです。これは冒頭で紹介した「アイデア会議」の著者、加藤昌治さんの言葉です。以前こちらでも取りあげました。

  • Task32:アイデア会議を実践しよう。紙1枚にアイデアを書いて持ち寄り、プロセス重視の会議を実践。6/5完了

  •  発散のプロセスでは、ブレーンストーミングのルールにあるように否定せず、誰かの意見に便乗し、どんどんアイデアの量を出していきます。つまり質より量を重視します。

     一方、収束のプロセスでは発散によって拡がったアイデアから根拠をもって、絞り込んでいくこと。

     ここでは量から質をめざします。

     このアプローチを理解せず、拡散中に「それは無理だよ!」とか、収束中に「こんなアイデアはどう?」という意見が出てしまっては効率は下がる一方です。

     こういうときに効力を発揮するのが「チャンネル」なんです。

     そのチャンネルの中身を説明したのが前回のSixThinkingHats(6つの帽子)です。前回の内容をもう一度。

    1.青い帽子(Process:俯瞰)
     = 統制、思考プロセスの組織化など、プロセス全体を構成する視点を持つ。問題点を絞り、テーマを明確にし、結論を出す役割。
    2.赤い帽子(Feelings:感情)
     = 自分の感情や感覚、直観や予感、好み、美意識を重視する。思ったままの感情的な視点を持つ。
    3.黄色い帽子(Benefits:積極)
     = 楽観的な思考を重視し、希望、幻想、夢想なども含めて、前向きに価値判断する。プラス面への視点を持つ。
    4.緑の帽子(Creativity:創造)
     = 創造性と新しいアイデアを重視し、つねに前進することを試み、代替案を考えたり、挑発的に思考する。
    5.白い帽子(Facts:事実)
     = 事実や統計を重視し、客観的になることが要求される。事実と解釈を区別する。どんな情報があるべきか?不足しているか?を問う。
    6.黒い帽子(Cautions:消極)
     = どこが悪いか、間違っているか、あるいは不正確かなど、否定的な疑問、分析を重視し、リスクや危険性、欠点を論理的に指摘する。マイナス面への視点を持つ。

     つまり「発散」のプロセスであれば、肯定的な姿勢である「黄色い帽子」、あるいは創造的な「緑の帽子」のチャンネル。

     「収束」のプロセスであれば、全体を俯瞰し整理する「青色の帽子」または、具現化につながるかを問いかける「くろい帽子」のチャンネルが活躍します。

     それぞれのプロセスに応じたチャンネルに合わせることが最短でゴールにたどり着く方法となります。

     これをルーレットのように楽しんで実施するアイテムを作ってみました。名付けて

    「SixThinkingHatsチャンネルボード」

     です。前回紹介した画像の中央にダイアルをイメージした紙をホッチキスで止めてみました。

    チャンネルつきSixThinkingHats

     ホッチキスの針は1本しか止めないのがポイント。これでクルクルチャンネルを回すことが可能です。

     会議中のホワイトボードに貼っておくなど、参加者が見えるところで活用ください。

  • Scheme457:会議はプロセスに応じたチャンネルに合わせることが重要である。SixThinkingHatsのチャンネルボードを活用しよう。
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