「電話」はソーシャルの入り口だった

 みなさん、黒電話を覚えていますか? 最近ではダイヤル式の電話は見たことも、使ったこともないというひとが増えてきました。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 今や、電話とパソコンの境目がなくなり、「スマホ」全盛の時代に突入しています。

 ダイヤル式の電話を使ったことがある立場から、その時代の変化を振り返ってみたいと思います。

 きっかけはこちらの本でした。

No.471

SQ “かかわり”の知能指数SQ “かかわり”の知能指数
(2011/11/16)
鈴木 謙介

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 今日のスキーマです。

  • Scheme393:かつての電話と玄関の関係は、現在のスマホとインターネットの関係に等しい。


  • SQとは?


     SQとはSocial Quotient(かかわりの知能指数)です。EQで有名なダニエルゴールドマン氏がやはり打ち出した言葉です。賢さを示すIQ(Interigent Quotient)、こころの知能指数EQ(Emotional Intelligent Quotient)などに続き、今後は社会といかにつながるか?という能力を示したものです。

     今、この力が注目されています。なぜなら、世界的につながる重要性を認識したからです。

     それは9.11でもあり、

     それは3.11でもあります。

     かつては社会のために何かしようとしても一人では困難でした。でも今の時代は違います。個人の貢献できる範囲がIT技術のおかげで拡大してきました。

     本書の中で、つながりには2種類あるとありました。

    知り合い同士のつながり = ボンディング

    知らない人とのつながり = ブリッジング。

     日本人はボンディングを求め、アメリカ人はブリッジングを求める。ここに大きな文化の違いがあります。FaceBookの普及に大きな差があるのもこのあたりが理由なのかもしれませんね。

    「電話」を振り返る


     本書では「電話」についてこんな記述がありました。

    「電話は、玄関の近くにあるもの、外につながるものだった。」

     きっとダイヤル電話を使ったことない人にはなじみがないかもしれません。

     黒電話は必ず、玄関にありました。これは当時の常識でした。その理由はよくわかりませんが、外にいてもすぐに出れる場所だからでしょうか。(靴を脱がなくても済む?)

     さて、あれから電話はどう変わっていったのでしょうか?

    1.黒電話:常に玄関にあるもの。ダイヤル式。

    2.ピンク電話(ダイヤル式):学生の頃に住んでいたボロアパートにあった共同電話。104サービスがつかえない。いくつかNTTのサービスがつかえませんでした。

    3.公衆電話(プッシュ式):おなじみの緑の公衆電話。といっても最近ではおなじみではなくなってきており、どこにあったかも記憶にない方も多いかもしれません。でも災害時には活躍します。昨年の震災時に利用することができました。ぜひどこにあるかチェックしておきましょう。という記事はこちらで紹介しました。

  • Scheme279:誰かとともに寄りそうこと。たったそれだけ。だけどとても大切なこと。

  • 4.親子電話:民営化されてから電話機は一気に進化。まず普及したのがコードレス子機付き。ここから電話の置き場は徐々に自由度を増していきます。コードレス子機のおかげで子供でも自分の部屋で電話ができる文化がはじまりました。

    5.PHS:今でも一部使われていますが、携帯の先駆けとしてPHSが低価格で一気に普及させてくれました。
     私が初めてPHSを持ったのは、キャンペーンでゼロ円でもらえるというのに当たったこと。当時は喜んでいましたが、現在は契約すれば本体ゼロ円というのはすでに当たり前ですね。

    6.携帯:PHSは通話エリアに課題が残り、携帯電話にバトンタッチ。ここから各社の多機能化競争が勃発。その結果、異なる進化を遂げて「ガラパゴス携帯」と呼ばれる始末。

    7.スマホ:iPhoneをきっかけに、ガラケーから一気にスマホ時代へ突入。iPhoneに負けじと各社も競合機をリリース。もはや電話機能なんて、おまけ程度のものに変わっていきました。

     こちらの記事でスティーブ・ジョブス氏のiPhoneデビューのプレゼンを紹介しました。

  • Try55:ノンバーバル・コミュニケーションを身につけよう「ビート」を使いこなすことで,プレゼン力もアップする.

  •  そう、時代を一気に変えてしまったのはやはりiPhoneだったんだと思います。故スティーブ・ジョブス氏がこう言ったように。

    「携帯電話を再発明した。」

     かつて玄関にあった黒電話が外の社会とのつながりをもつ入り口でした。それが今や外の社会とは現実の行動範囲を越えてネットの世界を示すようになりました。そしてその入り口は玄関に固定する必要もなく、いつでもどこでも手元から入り口にアクセスできる便利な世界に変わっています。

     そうだ、映画マトリックスでも現実世界とマトリックスの世界を結びつけるのがアナログ回線の電話ボックスでしたね。

     こうやって変化を振り返ってみて、初めて変化の大きさに気づくものです。今日のスキーマです。

  • Scheme393:かつての電話と玄関の関係は、現在のスマホとインターネットの関係に等しい。
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