「非常識な成功法則」でも紹介されているように、「苦手」と思うこと=潜在意識がそういう自分を作り上げることになります。そこで「自分は人づきあいが得意である」というイメージを持つことが、おのずと潜在意識が新たな自分を作り上げてくれるようです。
さて、潜在意識には期待するとして、具体的なイメージを描くためにも、人づきあいに対して、ポジティブな考えを持つ必要があります。そこでこの一冊が多いに役立ってくれました。
「わくわく伝染ツアー」というコミュニケーション術のセミナーイベントを主催する和田裕美さんの本です。このイベントの内容を見る限り、本当に人づきあいが好きなんだなと実感させてくれます。
人づきあいのレッスン―自分と相手を受け入れる方法 (2008/06/13) 和田 裕美 商品詳細を見る |
ところが、本を読んでみると、そんな和田さんは実は「人見知りが激しかった」と告白しています。でも現在はやっぱり「人が好き」。そうなるまでの経験談、ポジティブに考えるテクニックがたくさん紹介されています。
<この本の効果>
1.自分を許せます
2.人を好きになれます
3.人間関係で悩むことが少なくなります
4.イライラしたりすることがばからしくなります
5.人が協力してくれるようになります
6.会社で評価があがります(仕事も楽しくなります)
7.苦手な人とも仲良くなれます
まず、最初にこんな文章が出てきました。自分にとって、3,4,5が得られたらいいなと思いました。
<私が特に気に入ったことば>
「話すことは理解のスタート、話さないことは誤解のスタート」
誤解を生む前に、ちょっとしたことでも話をしよう。人間関係がうまくいかない原因は90%が「話さないこと」だそうです。
「感情は目の前の事実が変わってもさっきと同じ。自分が感情をひきずったせいで、自分の世界をイライラに変えてしまっている」
なるほど。イライラしたときって、周りのちょっとしたことも感に触るんですよね。それってただの自分の世界。相手にまで自分の感情を押し付けないようにしよう。
「失敗したら怒られるかもしれません。けど、それを隠していたら、怒られるどころか一番大事な信用を失ってしまいます。」
これは部下に言いたいです。今、怒られることを避けたら、このあとどうなるか、考えて欲しいのです。だからなんでも隠さず話して欲しい。失う信用は本人の信用にあらず、組織全体の信用なのです。
「相手の成功を認めないことは「成功そのもの」を認めないこと」
自分より成功している人に対して嫉妬を持つこともあると思います。でもそれって成功を認めないってことなんですね。素直に相手の成功を認めよう。
「面白いから笑うのではなく、楽しくなって良い空気を出したいから笑う」
これも目から鱗が落ちました。「笑う」って面白いからするのが当然と思っていました。そうか、いい雰囲気作りにも「笑う」が使えるんだ。
「多くのひととつきあって、より多くのツキと出会いたい」
ツキはひとが運んでくれるそうです。だから多くのひととつきあうことがツキと出会う秘訣ということです。そういえば茂木健一郎さんの本に「セレンディピティ(偶然に出会う能力)」という言葉が出てきました。ツキを出会う能力をあげるためには多くのひととコミュニケーションを取ることですね。
コミュニケーションを円滑に行うテクニックは、心理学者の本などが技術的で納得がいくと思います。本書の場合は、それとは異なり、和田さん自身が努力して、身につけた「人づきあい」を好きになる方法が紹介されており、実績が語る説得力のある内容でした。女性ならではの視点もありますが、ギスギスした人間関係に悩んでいるひとには参考になります。気持ちを楽にしてくれる一冊です。
これからは積極的に「笑う」姿勢を身につけたいと思っています。「良い空気」作っていきたいです。身近にニコッと笑顔で挨拶してくれるひとっていますよね。とても感じが良いです。これが笑顔が作る「良い空気」なんですよね。
「笑う」はよい空気を創り出してくれる.けっこう簡単なことだ.
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コメント
自分も和田由美さん好きです。性格はイケイケでもないが独自の考えで部下に葉っぱをかけて見事なセールスマンに育てる所がサイコーです。
そうですね。「独自の考え方」には勉強させられました。こんな上司がいたら、仕事も人間関係も楽しくなりそうです。自分もそうなれるように努力したいと思っています。
多っ忙さん
こんばんは、ペリエスタッフの大内です。
和田の書籍をご紹介いただき本当にありがとうございます。
私は、多っ忙さんが特に気に入った言葉に共感です。
人って自分に都合のいいように解釈しますから・・
自分だったりします(苦笑)
話さなくても伝わるだろう、わかるだろう・・・なんて思ってしまうんですよね。
その結果、意思疎通ができてなくて誤解を招く・・・の
好ましくない関係を作ってしまいます。
やはり人は、どんな時でも確認ではないですけど、
コミュニケーションを取るのが大事だと痛感しますよね。
そして、最後に「笑う」姿勢を身につけよう!!
即私も意識して実践です。気をつけているのですが、
たまに笑顔でなく真顔になってしまうことが。
私たちも一緒に笑う姿勢を身につけるべくがんばりますね。
ご紹介ありがとうございました。
ペリエ 大内
ペリエスタッフからコメントいただけるとは光栄です。この本を読んで、ますます和田さんの実際の言葉を聞きたくなりました。現在、業務として和田さんのセミナー受講も企画したいと思っています。その際はよろしくお願いします。
「特に人間力アップセミナー」に注目しています。私の組織で求めているものはまさにこれだと思っています。
「話すことは理解のスタート、話さないことは誤解のスタート」
これはとっても実感しますね。
うちの課の人間はそろいもそろって口が足りない・・・
結果お互いが誤解、曲解し、二度手間仕事や失敗がとても多いです。
「面白いから笑うのではなく、楽しくなって良い空気を出したいから笑う」
空気を作るっていうのはとっても大事ですよね。
笑いを作る=空気をコントロールできる
これができる人の周りには人が集まります。
「笑う門には福来たる」というのは、その場の空気を作れる人の周りには人が集まるようになり成功するという事だと思いますね。
Jobjoyさんが、「そろいもそろって口が足りない・・・ 」と感じているならば、ちょっとずつ自分の理想の姿に近づけていきましょう。現状では「ちょっと嫌だな」と感じているはずです。もっと楽しい職場づくりを進めましょう。一人で実行しようとすると難しく感じます。でも職場の全員でちょっとずつ変えていくことは、意外と簡単なことだと最近感じています。
「笑う門には福来たる」とても良い解釈ですね。幸せ=成功ですよね。ぜひJobjoyさんの職場にも福を呼び寄せてください。