驚異の会議とは?

 久々に「会議術」をとりあげます。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 今日はこちらの本を紹介します。

 日産といえば、ゴーンさんですね。

 あのリバイバルプランから10年が過ぎました。みなさんの日産に対するイメージもずいぶん変わったことと思います。

 昨年の大震災では日産はいわき工場、栃木工場など相当な被害を受けています。それでも自動車業界の中でもいち早く復旧したのが日産でした。

 実はこの復興のスピードにはそれを実現する「驚異の会議」があったとのこと。

No.450

日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ
(2011/12/23)
漆原 次郎

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  • Scheme371:会議効率化の浸透は簡単ではない。継続的な普及活動が必要である。

  • 今こそ、モノづくりの底力を


     日産のCMはインパクトがありました。こちらをご覧下さい。



     日産はこの大打撃から復活する

     力があることを証明しよう

     日産は信じている

     今こそ、モノづくりの底力を


     強烈なリーダーシップと、それに呼応する現場のパワーが伝わってきます。被災した日本のモノづくり業界全体にエールを送っているようにも感じました。

     真っ暗な工場から一気にライトが点灯するシーンは、復興と自信をイメージさせてくれます。

     本書の中では、大震災からおよそ2ヵ月で、工場を再起動するまでの緊迫した会議の状況が紹介されています。

    驚異の会議とは?


     さて、本書で取り上げられている「会議」なんですが、私がこのブログで取り上げてきた会議のノウハウと重なるところがたくさんありました。

     それは「すごい会議」の手法だったり、「ファシリテーション」のノウハウだったり。

     日産の会議には二つのアプローチがあります。これらはGEの考え方がベースになっているとのこと。

    V-FAST:Value UP FAst Solution Team

     一日集中討議といって、ホワイトボード、ポストイットを活用し、ひとつの課題を一気に解決するために行われるアプローチ。リーダー(決裁者)、パイロット(執行責任者)、ファシリテーター(進行役)、クルー(行動メンバー)という役割を明確化。

    DECIDE

     もうひとつは長期スパンで実施する会議。つぎのようなステップを頭文字に取っています。あの電気自動車リーフのビジネスを展開するためにも活用されてきた手法。およそ6ヵ月くらいかけて行うもの。

     Define and Estimate:現場把握、根本要因の特定
     Create a team:チーム編成
     Improve Innovate:改善策、革新手法の提案
     Deploy:展開と実行
     Evaluate:目標達成の確認

     このような取り組みは会議術のセミナーでは必ず取り上げられるノウハウです。例えばこちら。

  • Scheme76:ファシリテーターは中立であること。答えは参加者の中にある。プロセスを管理し、合意形成を促し、チームの成果を最大化する。

  •  このような効果的な会議はある程度のスキルが求められます。特にファシリテーターには。

     すごいのは組織として、この効率化を展開しているところです。

     一部のメンバーだけで、推進しても限界があります。でも日産は小さなところからスタートし、10年かけてここまで築き上げてきたのです。これが現在の日産ウェイ。

     この中で、気になった言葉がありました。

    U字管現象


     組織には必ず対立部署が存在します。それをUの字の先端に例えたとき、コミュニケーションを取るのは下の方だけという意味。つまり、上層部のコミュニケーションは希薄で対立したまま。部下たちだけが会議をしている状況。

     次回はここの回避方法について書きたいと思います。

     会議効率化を大きな組織に展開した成功事例として、大いに参考になる内容でした。

     今日のスキーマです。

  • Scheme371:会議効率化の浸透は簡単ではない。継続的な普及活動が必要である。
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