Co・イノベーションへの道

 今日は、新たなワークショップの実践結果をレポートしたいと思います。こんにちは、コンセプトデザイナーの多ぁ望です。

 今回開催したワークショップは昨年末に企画したもの。

 ある専門分野のエンジニアを集めて、自分達の得意分野についてテーマを設定し、グループダイアログを実践するというもの。

 テーマといっても、具体的なものではなく、特定の専門分野を設定し、それにふさわしいメンバーを選出するというやり方にしてみました。そのメンバーは普段は仕事で関わりあうことのない、全く別のプロダクトに関わる部署から集めました。

 この経験から、あるコンセプトがひらめきました。

 参考になったのはこちらの本。

イノベーションの知恵イノベーションの知恵
(2010/10/21)
野中 郁次郎、勝見 明 他

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 今日のスキーマです。

  • Scheme366:異質で同質なグループがダイアログを活性化させる。Co・イノベーションはそこから生まれる。

  • 異質で同質なグループ構成


     今回のワークショップは、専門分野が共通するエンジニアを集めて、日頃の課題に対して、解決策を見いだしてもらおうというねらいでダイアログを実践してもらいました。

     解決策を出すためにはブレーンストーミングが有効です。そしてブレーンストーミングからアイデアを引き出すためには重要な要素があります。

     それは、「異質」なメンバーであること。

     例えば、業種が全くことなる人だったり、文化が違う人だったり。

     同じ職場で、同じ業務をこなしている者同士では、なかなか思考の幅が広がりません。

     だから今回は、全く異なるプロダクトに関わっているエンジニアに声をかけてみました。

     さらに、「異質」だけでは、不十分だと考えました。専門的な議論を深めるためには「同質」である専門性が必要となります。

     だから同じ専門分野のエンジニアで選出しました。

     こうして、「異質」で「同質」なグループ編成が実現しました。

     このようなグループを3つ構成し、ダイアログを実践。

     私は、3グループを渡り歩かせてもらいましたが、その白熱ぶりに感動しました。

     普段、このくらい熱くなってくれるといいんですが・・・。

  • Try167:SCAMPERの質問で、アイデアをスパイラルアップしよう。アイデアはひとりで出すよりも、チームで創出!

  • Co・イノベーションへの道


     今回のダイアログの結果から、すばらしいイノベーションが生まれることを期待しています。

     普段、異なるターゲットのために仕事をしているもの同士がひとつのイノベーションを生み出し、お互いに貢献できたらすばらしいことだと思います。

     これを

    Co・イノベーション

     と名付けてみました。

     そしてここにたどり着くためには、3つのステップが必要です。

    1.コミュニケーション

     まずはコミュニケーションを取ること。ダイアログの第一ステップです。ディスカッションではなく、ダイアログを深める事で、お互いの課題を共有し、なにをめざすべきか、どんな答えが理想なのかを共有します。

  • Try267:今、インコヒーレントな議論になってないか?コヒーレントな対話ができているか?意識しよう。

  • 2.コラボレーション

     ダイアログの結果、

    「こんなことしてみたらどうだろう?」

     というアイデアが生まれてきます。それを実際に協力してやってみること。

     これが次のステップであるコラボレーションです。

     小さな一歩を踏み出して、見えてくることがあるはずです。

     今回のダイアログでは、グループコミットメントを発表していただきました。つまり行動宣言。

     このコミットメントがコラボレーションのスタートになります。

    3.Co・イノベーション

     一歩を踏み出して、行動を起こした後に、何かひらめきが降りてくるものです。

     それがお互いに貢献できる成果になったとき、Co・イノベーションと言えるんだと思います。

     冒頭で紹介した本には、こんな例えがありました。

     半球状のお鍋の縁にピンポン玉を落としたら・・・?

     それは必然的にお鍋の底にピンポン玉は落ち着きます。

     これは論理をつきつめたときに、誰もがたどり着く答えです。そこにイノベーションはありません。

     一方、半球状のお鍋をひっくり返したとします。その頂点にピンポン玉を置いたとします。

     このとき、小さなきっかけでピンポン玉は一気に転がり落ちていきます。

     そのピンポン玉はどこに行きますか?

     その行き先は、まったく偶然のもの。でもイノベーションとはそういうもの。小さなきっかけで、一気に見えてくることがあります。

     そんなイノベーションを引き出す場を、これからも提供していきたいと思います。

  • Scheme366:異質で同質なグループがダイアログを活性化させる。Co・イノベーションはそこから生まれる。
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    テーマ: 資格・スキルアップ・仕事 | ジャンル: ビジネス

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