ロジカル・シンキングは難しい?

 9/23に「ロジカル・シンキングの訓練」という記事を書きましたが、そこで紹介した次の本を読み終えました。期待以上の内容でした。
 当初は難しそうな印象をもっていましたが、ロジカル・シンキング専門書ならではのロジカルな説明とわかりやすい図解によって、この難しそうな内容を読者に”なるほど”とわからせてくれます。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
(2001/04)
照屋 華子岡田 恵子

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<ロジカルな内容紹介>
目次を見ると、本書の構造がよくわかります。

1章:相手に伝える
 自分しか見えない病、にわか読心術師症候群を避けよう
  確認1:課題(テーマ)を確認する
  確認2:相手に期待する反応を確認する
 この確認を怠ると、相手に自分の言いたいことが伝わりません。

2章:説得力のない答えに共通する欠陥
 1.話の明らかな重複、漏れ、ずれ
    重複は頭の中の混乱中のサイン
    話の漏れは一点突破、全面崩壊
    話のずれはそもそもの目的やテーマから脱線をまねく
 2.話の飛びは相手の理解を拒絶させる

3章 重複、漏れ、ずれを防ぐ技術=MECE
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
(相互に重なり無く、漏れがない)
 1,2章ではコミュニケーションを切り口に、言いたいことを伝える要素、そして言いたいことが伝わらない欠陥を解説しています。そして3章からはどうやってその欠陥を出さずにできるのか?という内容に入ります。
 このMECE(ミッシー)という言葉は勝間さんの「新・知的生産術」でも紹介されています。おなじマッキンゼー出身者ならではのテクニックです。(ミッシーという言葉もマッキンゼーが作った概念のようです。)

4章 話の飛びをなくす技術=So What?/Why So?
 So What?(だから?)→ MECEで網羅された要素から何が言えるのか?
 Why So?(なぜそうと言える?)→ 結論に対する根拠は何か?
 この二つの言葉は結論と根拠を結ぶ矢印の方向性が異なるものです。5章の図でよくわかります。

5章 論理の基本構造
 縦の法則:So What? / Why So?
 横の法則:MECE
論理の基本構造
 要件1:結論が課題(テーマ)の答えになっている
 要件2:縦方向に結論を頂点としてSo What?/Why So?の関係が成立
 要件3:横方向に同一階層内の複数の要素がMECEな関係にある

6章 論理パターンをマスターする
 並列型:課題やテーマに対し、十分な理解度を期待できない相手、議論の余地のない相手に全体像を簡潔に伝える
 解説型:相手に自分の結論の妥当性を強調したいとき、助言をもらいたいとき、代替え案の妥当性証明
 最後の章は応用編です。論理パターンはたった二つ。これらを組み合わせて、様々な事例を二つのパターンで分析します。

 以上の構成となっています。課題提示→解決手段→応用という説明で、非常に理解しやすい内容でした。さすがマッキンゼー出身者です。

 上の論理基本構造の図は様々な場面に適用できます。ロジックストーリーにいきづまったときに、絵にしてみるとブレークスルーできると思います。

Try24:論理の基本構造を理解し,その構造図を活用しよう
縦の法則:So What? / Why So? 横の法則:MECE

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電話帳の廃止とデジタル化

昨日に続き、IT活用術の話題です。
 みなさんの会社でも個人がそれぞれ携帯電話を仕事で利用していることと思います。我が社では内線が5桁の番号のPHSを利用しています。
 今週から、新しい手帳を使い始めたのですが、以前紹介したこの「システム手帳の極意」からもうひとつ新たなトライをしています。それは電話帳の廃止です。

システム手帳の極意 アイデアも段取りもきっちり整理システム手帳の極意 アイデアも段取りもきっちり整理
(2006/05/24)
舘神 龍彦

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 舘神さんによると、現在のシステム手帳の使い方の変化として顕著なのは電話帳や住所録の位置づけと紹介されています。これらは現在はほぼ携帯電話の役目に取って代わっています。それぞれに役割を明確化、分担するというのが秘訣。

 そこで、私も紙の電話帳を廃止して、PHSの電話帳機能を活用することにしました。
 まだ使ってなかったのか?と言われそうですが、自分の携帯電話とは使い方が異なるので、なかなか機能を使いこなしているひとって実は少ないんです。

 私は入社以来、システム手帳の電話帳ページにコツコツと必要なメンバーの内線番号を記録して使ってきました。このおかげでおよそ100名くらいの内線番号を空で言えるという一見、すごそうな能力を身につけました。連絡したい人の顔をイメージすると、内線番号が思い浮かぶんですよね。これは覚えようと努力した結果ではありません。習慣が気づいたら、記憶に残っていたというだけのもの。「一見」と書いたのは、実はこの能力は記憶力の無駄遣いであることに気づきました。
 覚える必要のないことを暗記していること。まあ無理して覚えた物ではないので、幸いですが、携帯にメモリーすれば済む簡単なことを怠っていたための産物でしかないんです。ここれよりはもっと重要なことを覚えることに費やすべきです。

 さて、職場の仲間が携帯をちゃんと使いこなしているか確認したところ、電話帳機能はほとんどが利用していました。しかし、名前の検索方法を知らないひとが数名いたんですね。これではせっかくの機能も台無し。でも今日をきっかけに、使い始めてくれると思います。ITツールは使いこなして初めて価値がでます。

 わたしもシステム手帳から電話帳が物理的になくしたことによって、紙に頼ることができなくなりました。つまり強制的にPHSの電話帳機能に頼らざるを得ない状況を作りだしました。これで、ちょっと面倒に思っても、PHSに登録することを「すぐやる」習慣が身につき始めています。

Try23:携帯電話の電話帳機能を活用しよう
IT技術は進んでも使う側が進まないと、何の意味もない

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